わかやまの家祝上棟 和歌山市

一週間前の天気予報は曇り。
微妙だなと思っていたのですが、奇跡的な晴天。日射しはきついけど風は通って気持ちいい。

朝にお施主さんから現場の写真を送ってくれていたので、車のスピードをいつもよりも気持ち少し上げながら現場へと向かいました。

到着した時には2階床のほぼ組みあがってました。
現場に着くなり目についたのは、杉と桧のきれいさでした。
下地(仕上げで見えてこない)部分にも関わらず、桧と杉がまた違った美しくさを表現してました。
今回構造上7mmの長い材が多いこともあり、レッカーで吊られた梁が青空の中に宙に浮いてる様は神秘的でした。

敷地の前にある用水路、市街化調整区域の田によって今後も敷地の前に建物が立たない好条件を利用し、広い間口の縦長の建物となったのですが、とても存在感があります。

いつものように外周部の柱と梁にはかたぎでしっかりと固定。

構造材の一番上、棟が上がりました。

そこに登り梁が等間隔で並んでいくんですが・・・
きれい。化粧じゃないんですけど・・・

段取り良くしてもらったおかげで、一日で組みあがりました。
構造図面を計画し製材所・プレカットと化粧面・強度面のことで色々と検討を重ね今日に至ったのですが、夕日から差し込む梁や柱の影がなんとも言えない安堵感をもたらしてくれました。

2階から見る光景も初めて見る景色。
南に見える借景をキレイに切り取る図面上の空想が現実になることを確信できました。

お施主さんも椅子に座りながら組みあげていく様子を見てくれていました。
夕方からは上棟式。
お施主さんがご用意してくれたお食事で、大工さんと共に建物中で頂きました。
さあこれからです。