構造材準備中 和歌山の家 

先週末現場でお施主さん交えて、打ち合わせでした。

現在基礎工事の真っ最中で、鉄筋検査も終わり、丁度コンクリートを打っている状況です。
外壁・屋根のガルバリウムの色、サッシの色も決定しました。

外壁にはサンドホワイト色を使うことになりました。
より明るく清潔感のある家になればと思っています。

現在、棟上げに向けて構造材の製作に入ってくれてます。
構造計算のもと、特に強度のいるところにはヤング率の指定(強度を表す数値)をしています。
今回は7mの桧の化粧材(見えてくる材)があり、用途として玄関の軒で使い、外から一番よく見えるところでもあり強度も必要なところ。
ヤング率はE110指定。

材も長く、見せれるような節状況の材、その上強度も確保。なかなかハードルが高い。
厳選しないと見つからない材

あらま、期待を超える数値。E150でてます。
その上、透きとおるような桧のピンクかかったキレイな材。

お施主さんがうらやまくなるような材。
結構探してくれたみたいです。
はやく見てみたい。
この材がきれいにうつるような家づくりにしないと申し訳ないかんじがします。

鉄と違い、木は自然のものなので、当然巡り合わせでどの木が選ばれるかは、縁のようなもんなのですが、
厳選し、探してもらえる人によって決まってくるところがあるので、いつも期待以上のものが入るので安心して頼めてるので、ありがたいです。

より吟味し用意してもらったことをしっかり念頭に置き、よりキレイに見えるような家づくりになるように現場サイドと造っていきたいと思います。

キレイな材となると当然手間暇かかるので、隠れる材と比べるとコストも上がります。
ですので、見せる材を限定するようにし、節などが多い材は隠し、塗り壁などできれいに壁を仕上げるようにしています。
そうすることによって木のきれいさが際出ち、落ち着いた空間になります。

材は自然のものなので、適材適所の使い方が家づくりには重要なひとつではないかと思っていて、この選別はシビヤに取り組んでいます。
というか、製材側がしてっくれてるって状況です。

完成時にこのあたりも見てもらえると、木の使い方としておもしろいです。

さあ、棟上げが楽しみです。