はじめに

FROH(フロー)建築事務所のホームページにお越し頂きありがとうございます。

新築、リフォム、リノベーション、「住む」ために、必要なこと全般を手がけています一級建築士事務所です。
「住む」ことは、私たちにとって不可欠なもの。人生にとって、とても大切な買い物。

そんな、大切で高価なものを使えば劣化していく消耗品にしたくない。

そのためには、素材、そして快適な環境、空間にする必要があります。

フロー建築では、住めば住むほど味わいのある家づくりをお届けしていています。

まずはじめに

昨今、土地を購入して、思い通りの新築を建てるといったことって、凄く夢の話のような気がします。

今まで、国産の木、土壁、漆喰といった昔のからある素材を使い、格子、障子といった昔の知恵を取り入れたアイテムを利用した和モダンの家づくりを行なってきました。

日本に住むのであれば、これが一番いいと確信しています。

しかし、現実私たちのような庶民で手に入るんだろうか?

土地付きの間取りも性能も納得のいかない建売を買う。
土地を購入して、ローコストの我慢した家を造る。
土地の安い郊外に家を建てて、満員電車出勤する。

こんなことになっているような気がします。

では、私たちがいい家に住むためには、どうしたらいいんだろか?

私が皆さんにできること

今ある家、譲り受けた家・マンションを生き返らせる。
主にいるとこだけは快適な空間にする。
中古住宅を買って、生き返らせる。
中古のマンションを買って生き返らせる。
生活スタイルにあった小さな家を新築する
>>小さな家をススメル理由

この4つのリノベーションと1つの新築ではないかと思うのです。

こんなかんじです

国産の木を使います

写真は奈良県の日本三大美林と言われている吉野の山で、森林ツアーに参加させて頂いた時のものです。

都会に住んでいると普段あまり自然と向き合う時間がないので、
この時とばかりにみなさん楽しそうにされていて、特にお子さんは無邪気にはしゃいでいました。

写真をみて、人の大きさと比べると、木がものすごく大きいのがわかりますよね。
それもそのはず、この木は樹齢100~120年の木なのです。

120年前というと、明治33年(1900年)。なんと明治時代に植えられたものなのです。

明治から平成へと世代をこえて受け継がれ、育てられたものが、今、私たちの家の「柱」や「梁」になるんですよ。

それを聞いただけで、貴重に思えてきませんか?

家づくりをする際に、お客さんと一緒に山に行って、柱や梁になる木を見に行くこともよくあります。
そうすると、完成した住まいの柱や梁を眺めるたびに、山に行ったことを思い出し、より一層家への愛着を持てるんです。

普段、例え木のものを見たとしても、森や山を想像することってないと思います。

これから家づくりをされる方も、実際に使う木の育つ森から始めると、もっと面白い家づくりができますよ。

>>森から始まる家づくりレポート1(森編)

>>森から始まる家づくりレポート2(製材編)

>>森から始まる家づくりレポート3(製材編)

>>日本三大美林「吉野の山へ」レポート

>>日本の山の現状
>>家に国産の木を使う理由

自然素材を使います

都会に暮らす私たちの日常生活。

気がつけば、移ろう四季を感じられず、自然に触れる機会は少なくなっています。

毎日、満員電車に揺られ、鉄筋コンクリートづくりの、人工素材に囲まれたビルの一室で仕事をし、年中冷暖房のきいた室内で一日を過ごしています。

けれど、人もやはり自然の一部。だから本来、人は人工的な物から心地良さを得ることはできないのです。

ずっと人工物に囲まれていると、人は五感や感性、身体的な機能を鈍化させてしまう。

だからせめて、一所懸命働いて帰宅した時くらいは、ゆっくりくつろぐ休日くらいは、癒されて過ごしたい・・・それは誰もが願うこと。そんな願いを叶えてくれるのは自然のものだと思うのです。

家づくりに自然素材を使うことの一番の魅力は、何といっても「調湿性能」。つまり、湿気の多い時には、素材そのものが水分を吸収し、逆に、乾燥時には水分を吐き出してくれる・・・

そんな能力を自然素材はもっているのです。「高温多湿」の日本の暮らしの中で、これほどありがたい特徴をもつのは、やはり、木材や珪藻土、漆喰やじゅらくといった自然素材だけ。

そして、そんな素材を見事に使いこなしてきたのが、日本の家づくり、日本の文化だったのです。

でもなぜ、自然素材が水分を調整できるのでしょうか?それは、小さな穴をたくさんもっているから。この穴に水分を吸着させることができるのです。これが、人工素材にはまねできない自然素材の良さ。

余計な湿気は、住む人にとっても、建物にとっても良くありません。長く快適に暮らすためには、ぜひ取り入れたいものです。

昔の伝統を継承します

適材適所

家づくりにおいて、すべてを満足しようとすれば、いくらお金があっても足りません。
また、すべてを満足しようとすると、メリハリのない中途半端な家になってしまう場合もあります。

限られた予算の中で、密度の濃い家づくりをするためには、しっかり「優先順位」をつけることが重要です。

私の経験から、お金をかけないところを見つけることから始めると、結構うまくいく場合が多いです。

キッチンやユニットバスなどの住宅設備は寿命がたった15年といわれています。

しかも、現代の設備の機能の進化は早いので、最新機種の設備を選んでも、すぐにまた新しい機能のものが発売されます。

キッチンやユニットバスはカンタンに入れ替えることができるので、お金に余裕ができてからでも遅くはありません。

そう考えると、家づくりの際にそこにあまり費用をかけなくてもいいかもしれません。

次に、家を建てる際のお金(イニシャルコスト)と生活してからのメンテナンスにかかるお金(ランニングコスト)のバランスも結構重要です。

家を建てる際に、あまり考えずに、できるだけ安くなるように計画すると、かえってメンテナンスにコストがかかって、「トータルで考えると、費用が加算でいた」ということは、よく耳にする話です。

家にとって重要な基礎や骨組 は、しっかりお金をかけたないといけません。
基礎や構造骨組を後に補強すれば、莫大な費用がかかりますし、もしもの地震などで潰れてしまっては、どうもこうもありません。

家は消耗品ではなく、年数が経てば経つほど、生活に馴染んでいくものです。

そのために、無垢板そとん壁 などの自然素材を使うといいのですが、合板フローリングや樹脂の壁などの人工的なものよりも、イニシャルコストは少々かかります。しかし、ランニングコストは確実に少なくて済みます。

また、建設時に普通の家よりもおよそ20万円建設時に余分に掛る断熱・気密をしっかりしている 省エネの家にした場合、光熱費は年間で1~2万円安くなる可能性があるので、当初掛けた費用は10~20年で回収できます。

大切なことは、長い間住むことを考えてトータルコストをしっかり計画することです。