藤井寺 定例打ちあわせ

今回LDKの中塗りとして、四日市と同じく赤土を混ぜることになったのですが、
以前は赤土1:中塗り土2:砂2 スサ適量で見本を作ってくれたのですが、
今回は赤土1:中塗り土1:砂1 スサ適量でも作ってきてもらいました。

左と右上が赤土1:中塗り土2右下が赤土1:中塗り土1
もうあまりよくわかない。
この赤土が結構値段するので、赤土1:中塗り土2:砂2でいいかなということになりました。
実際に壁に仕上げてみないとわからないし、光や影で色は変わってくるので・・・

中塗り土だけの色とは明らかに違うので、家の雰囲気がまた面白くなるかな。

あと、先日訪れた和歌山の旧中筋家住宅でみた 中塗りが気に入りました。
黒でもないグレーでもない、緑と青が混ざったグレーかな。色が微妙に色んな表情をしていて自然色の柔らかさもありました。
写真ではあんまり伝わらないと思います。
早速左官屋さんに聞いてみると、浅葱土(あさぎつち)だよと。
浅葱土(あさぎつち)は浅黄土とも書くんですが、
うすい黄色ではなく、どちらかというとグレーに青と緑が混ざった感じの色です。

浅葱土は赤土と違って京都や淡路島で比較的良く採れるので安価みたいです。
よく、セメントの混和材として使われていて、「ブルー」の愛称で全国に出荷されてます。

青色が濃い粘土層の部分だけを使って、ブルーのキレイな高級仕上げの大津壁や糊土などで利用されていた見たいです。
そういえば、古い建物ではよく見る色で、いつもこれを黒漆喰だと思っていて、その割に色が微妙に違うなと思っていたんですよ。

早速、浅葱土の糊土仕上げのサンプルを頼みました。いつもすいません。
私はどっちかというと壁には少し濃い色を使うことが多い。
光が射した時に濃い方が表情がしっかりでるかなと。

ちょっとそれちゃいましたが、今日も現場はきれいでした。

下の写真はなんだ?って感じですが、この切りぬいたところは堀炬燵です。
杉の幅接ぎ材の箱をパコっと入れ込むんです。
30mmの幅広の床を張る前にいれたんですが、材料待ちですー。

早く床張ってほしいな。