藤井寺の家明日22日明後日23日完成見学会をさせて頂けることになりました。
打ち合わせを約半年工事が7か月といつもより少し時間掛りましたが、なんとか完成を迎えました。
お施主さんとは御実家の新築の時からお話をしてましたから、ずいぶん長いお付き合いになります。
家づくりにおいて、長い付き合いになるので何かと取り繕うことなどできず、私の人としての未熟なところも見えてきます。
また工事においての色々と問題点などが必ずでてきます。
今回は頻繁に見てもらえたし、休憩時間には飲み物などを持ってきてくれて、職人さんがしている仕事を見てくれていることもあり、必ずしも機械でするような完璧なものでない時もあるのですが、人が作っていることを尊重してもらえたと思います。
人が作ることで愛着を感じてもらえているのはとてもありがたいことで、造る側も仕事以上のやりがいも感じることができるのだと思います。
私の仕事は直接建てるわけでもなく、職人さんの仕事を割り当ててまとめることなので、委ねることになるのですが、職人さんに気持ち良く仕事をしてもらうこととお施主さんのご希望を沿うためとどちらサイドも迷惑をかけないようにと思ってやっていますが・・・事なかれ主義の私にはむずかしくもう少し繊細な配慮が必要かなと思いました。
日に日に出来ていく家を見るとほんと嬉しくなります。
嬉しいというかちゃんとできていくか心配で気が気ではないなのですが・・・
養生がはがれ、仕上げたものをじっーと見ると、見えない努力の結晶が見えてきます。そこを見るのが私は好きで、
・キレイな木を作ることも簡単なことでもなく、時間をかけて木配りを丁寧にしてくれたのだな・・・とか。
・見えないところまで丁寧に仕事してるなぁとか。
・図面に描いてないのに、ここまで丁寧に仕事してるなぁとか。
当たり前のことでもなく、よりいい家にするためにしてもらえてることにありがたく思います。
仕上がった家はたわいもなく、職人さんたちに依るものだと思います。
丁寧にしてくれたわかりにくいところをより多くの方に見てもらって伝えていくのが私の仕事かなと思います。
お施主さんの家族らしい家にしたいと思い取り組んでいるのですが、設計において不満足なところも多々あるかと思いますが、とても素材がきれいで職人さんの技術が光った家になったと思います。
写真でみると素材感まではわからないので、実際に見てほしいです。