わかやまの家 完成見学会&引き渡し

ブログのネタが溜まりに溜まっているのですが・・・
先週和歌山市で取り組んでいました新築の見学会をさせて頂きました。
和歌山市ということもあり、それほど来客者はいないかなと思っていたのですが・・・
今回も京都や兵庫県西部など遠くから来て頂いた方もいて、なかなか賑やかな見学会となりました。
お施主さんもお客さんと会話してくれたりで、とてもいい機会をつくってもらえたと思います。
ありがとうございます。

小さなお子様が走り回ってる様子を見ると、今回も回遊性のあるプランがはまったなと心の中で喜んでいました。

今回の取り組みで、敷地の前には田、遠景には山がありと景色に恵まれていたのですが、私が心掛けたことは、欲張らず景色を切り取ること。
むやみに窓を多く付けると室内は落ち着かないので、壁をしっかりと設けた上で、借景を切るとることを心掛けました。
そうすればメリハリが効いて室内からキレイに映ります。
また1階と2階また違った雰囲気の見え方をさせること。
それぞれの窓際にはゆっくりと眺められるように腰掛けなどを付属させること。
などを意識しました。

このような土地だから開放的な空間ができると思いがちですが、都会の密集地でも小さな坪庭を設け、開放部の造り方によって、自然を感じながら暮らすことができます。

家づくりの過程の中では、私のミスも含め色々と問題点はいくつかでてくるのですが、その際でも終始笑顔で接して頂き、「水谷さんに委ねてますので」とお話してもらったことで、私としてもその期待に応えるべく、持ってる力はフルに絞り出すことができました。
そのおかげでいい家になったと自負しています。
新築を建てるにあたって、計画で半年強、施工でも半年強 約1年くらいのお付き合いになるのですが、やはり設計者とお施主さん、施工者としっかりと向き合える環境(だいぶ気を使ってもらったようにも思いますが・・・)を造れることで、家づくりの良し悪しは決まると思います。

最後は皆さんと記念撮影。
昼間は見学会のお客様で賑わっていたのですが・・・
もうあたりは真っ暗で静まり返ってる中、ホッとした気持ちと寂しさでよくわからない気持ちで帰りました。
ご家族の「暮らし」のお手伝いができたことはとてもありがたいことだといつも完了した時に気付かされます。

またわかやまの家のこだわりなどは後日書きたいと思います。