待ちに待った上棟でした。
大工さん待ちということもあって少し設計打ち合わせの後時間が空きましたが、年末ぎりぎりで上棟することができました。少しほっとしました。
私は午後から見に行ったのですが、行った時にはもうすでに、すべての骨組みは組み終わっていました。
20分でいけるくらい近いのでちょくちょくいけそうです。
悲しくも、経験を積むと設計し頭の中で描いていた感覚と現場で見た感覚はほぼ同じで、
今日眺めていてもだいだい想像通りでした。
今まで、この高さだとこういう感じとか試しながらやっていたことで得れた実績なのかなと思っています。
図面を描く際は寸法取りに余裕をもたせることなくギリギリに設定するようにしています。
少し語っちゃうと、
いい家にするための秘訣として、空間を間延びさせないこと。
高さ、幅などすべての寸法の空間を意識すること。
配管や配線を考慮しつつ、余分な寸法はできる限り削ぐこと。
これが大事だと思っています。
今回は
斜線制限のある中で、2階LDKの空間を勾配天井とし、
キッチンの一番下がり部分とロフトのある上り部分の高さを意識し、その端と端をつないで、適正な勾配を考慮しました。
出来上がった時に2階15坪のLDKの高さ、広がり、
2階寝室を300mm下げたことによる、アプローチの高さの低さの面白さなどを見てもらいたいです。
しっかりと図面を見てくれてそのうえで、アドバイスをくれる大工さんなので、安心感があり少し楽させてもらえそうです。
年内は筋交いや金物をつけて終わりかなと思います。
施主さんは家具や器、照明器具などとても興味を持ってくれていて、
以前に京都に作家さんの照明を買いに一緒に見に行ったりで、完成やこれからの暮らしを楽しみにしてくれているので、私もいい家になって気軽に遊びに行けるように気を引き締めて励んでいきたいと思います。