もうすぐ始まる西宮北口の家の敷地の高さを測りに行ってきました。
ここの敷地は分譲地ということもあってほぼフラットなので測りやすい。
以前もお話したかもですが、建物の図面を描くにあたって設計GLを基準に描いていきます。
設計GLとは建物を建てる際の基準となる地面の高さのことです。
それに伴って、動かない点として、道路にあるマンホールをBM(ベンチマーク)を±0として、現状の敷地の中の地面がどのくらいの高さを測り、設計GLの高さを考えます。
設計GLを決めるにあたって考えることとして、
隣の地盤と同じくらいにする。
低すぎると、基礎工事においての土の漉き取りが多くなり費用が多くかかるので注意。
公共排水への最終排水桝の高さを確認して、排水管が納まる高さを検討する。
屋内に入る段差を少なくするために、屋内の床の高さ(FL)とGLを考慮する。
ガレージがある場合は道路側溝の高さを測り、そこからガレージ土間の高さを確認する。
などなど、基準となる設計GLは色んな要素を考慮して、決定します。
高さって建物にとってとても大事な要素で、
建物の全体の高さ(道路斜線、北側斜線など)、階段の高さ、ガレージの高さ、屋内に入る時の高さなどなど
関連項目が多いので、家の外と中、中と中など色んなことを考えならシビヤに検討する必要があります。
建物って後から一部の高さを変えると無理が生じるので、この段階で全体を考慮し、どこかにひずみが起きて、悪い高さにならないようにGLを決定します。
こんな感じで地味な作業ですが、一つずつシビヤに検討し決定していくことでいい住まいへとなっていきます。