もうすでに棟が上がってましたが、いい日を狙って上棟式を行いました。
今では上棟式は少なくなっているのですが、やっぱり大工さんはじめ家造りに関わっている業者とお施主さんが顔を合わせゆっくり会話する機会があることはとても大事なことだと思います。
木材を提供して頂いた野地木材さんも遠い熊野から駆けつけてくれました。ありがたいです。
今では珍しく、大工さんが法被を着て、棟に上がり、槌打ちの儀が行われました。
司会進行と掛け声、工務店さん念入りに準備してくれた感がありいいものになりました。
この昔から伝わる儀式を見ていて、「温故知新」という言葉が思い浮かびました。
伝統を重んじて新しきを知る。
家造りにおいて、古き伝統と現代の技術の鎹となるそんな家造りを今回も、これからもしたいと思います。
お施主さんのご両親も参加して頂き賑やかな食事の場となりました。
わいわいとちょっとボーダーを越えた話もより人柄が見えるので少しづつ身近に感じることができます。
ノンアルコールで酔えて和気藹々できた一日でした。
造り手として、気持ちを込めて技術を振るうことが一番のいい家造りになると思っています。
そのために、皆がひとつの「家」に向き合い、造り上げていく喜びを感じながら妥協をせず進めて行きたいと思います。
改めて、設計を頼んで頂いたお施主様に感謝の気持ちで一杯です。
そして、ややこしい家を真剣に向きあい、よりいい家にしようとして下さっている工務店のくらやさん、大工さん、野地木材さんにも感謝です。