浴室はハーフユニット 壁に十和田石

今回西宮の家の浴室にはハーフユニットを利用します。
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ハーフユニットというのは在来(浴槽以外は全部自由に造作)とユニットバスの中間的なもので、床と浴槽がセットになっており、壁、天井には自由な仕上げをすることができます。

浴室の場合、水を利用するところなので、うまく排水する必要があります。ハーフユニットは床一体型になっているので水がどこかに漏れる心配がないので安心です。

また、ハーフユニットは壁・天井を造作でしても、ちょっとグレードの高いユニットバスと同じくらいでできるのも魅力の一つです。

お風呂は体を洗うところと割り切れば、無機質空間でもいいのですが、一日の疲れをとり、リフレッシュする空間と考えると、壁、天井には自然の素材を使いたいです。

今回は、壁には十和田石、天井には桧を利用し、プチ温泉を味わってもらえたらと思ってます。
壁にタイルという選択も考えましたが、せっかくここまでするのだからということで施主さんとお話し、十和田石を張ることになりました。
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十和田石ですが、有馬温泉とかリゾート施設、老人ホームなどで浴槽の床によく利用されていて、自然の石とは思えない緑色の模様が特徴です。
水に触れるとまた、この上ない色合いもなり、水ととても馴染みます。
機能面でも、多孔質で保温性が高く、比較的滑りにくいので浴室には適してます。
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温泉と比べると小さな1坪の浴室だけど、普段落ち着いて見れない坪庭の花を見ながら湯船につかって一日の疲れをとってもらえたらいいなと思っています。
ほんの小さなスペースで植栽で彩り、ほっこりさせてくれる坪庭も楽しみです。