現場定例打ち合わせ 奈良県香芝市

上棟後のお施主さんと工務店さんと現場確認の日でした。
寒くもなく気持ちの良い春が来たって実感するような一日でした。

窓も入ってましたので、室内から外の景色が切り取られる様子も確認できました。
特に2階のホールの窓から二上山がキレイに切り取られています。
が、写真を撮り忘れましたが・・・

この部分は少し仕掛けがあって、二上山を座って落ち着いて眺めれるように、床坐とし、自然と腰をおろすように天井も意図してぎりぎりの高さとしました。
また吹き抜けとなっているので、2階の天井の高さを高くし過ぎると間延びしてしまって1階のリビングやダイニングが落ち着かなくなるので、吹き抜けの高さを抑え気味にしています。

玄関から入ったところが吹き抜けでもあるため、この吹き抜けの高さはシビヤに決めて程よい開放感を狙いました。
乞うご期待です。(笑)

1階のリビングのメインの窓もいい具合の落ち着いた開口になってました。

今回、下屋根が4方ぐるりと回っているのですが、
大工さんと会話してて、「下屋根が多くて大変だけど、軒が深いと壁が濡れないから雨の日でも快適」と言っていたのが印象的でした。
設計する際に、予算の兼ね合いもあり軒を大きくするとコストが嵩むのですが・・・
部屋を大きくするとはまた違ったちょっと贅沢な感じもするのですが、こうしてみると家のためにも、雨の日でも快適に過ごすためにも必須ではないかと改めて感じました。

決めごとはもう設計の段階であらかた確定しますが、現場で再度確認しました。
あ、ここで少し決めごとのお話を。

今コロナの影響もありモノが入りにくくなってることもありますが、工事はその箇所を作業する時に発注すればいいわけでもなく、納期が1か月とかそれ以上のものがあったりで工事が着工すると現場は早い目に段取りをします。ですので、工事がはじまると何をいつのタイミングで発注するかはわからないです。
そのため、設計の段階で保留がなく確定しておく必要があります。

また、設計でもミリ単位で寸法を決めてますので、ものが変わるだけで関連箇所からひずみができて、全体のバランスが悪くなり雰囲気がおかしくなり致命的になるケースも多いです。

それでも現場が始まって、形として見えてくると変更したくなる気持ちもわかるので、お聞きできる範囲で聞くようにしてるのですが・・・
変更がどんな具合でどう悪くなるかを言葉で表現するのがむずかしい・・・
またブログで具体例を出して書いてみたいと思います。

今回はすごくお施主さんも協力的にしてくれてますので、現場サイドもスムーズにより再度検討しなおすといった手間がない分濃くプラスになる話ができるので、いい家になるんだと思います。

お施主さんはもちろんとして、現場の士気を高めることもいい家になる秘訣かと思いますので、私の任務はしっかりとこなさいといけないと思っています。

すごく楽しみな家づくりです。