新築の打ち合わせ風景 24坪の家 枚方 

先週新築の打ち合わせでした。
図面がだいぶそろってきました。
今回は前回さらっと描いたキッチン図面の収納部分の確認やその他素材など細かい打ち合わせをさせて頂きました。
また、見積もりをしてもらうと金額の調整が必要にはなってきますが、とりあえず住まいにとっていいものを提案させてもらいました。

キッチンですが、お施主さんが今使っているモノのサイズを測ってくれたので、それがしっかり収納できるように引き出しのサイズの微調整しました。

かわいらしい絵ですね。
後から絵を見て大きさを再度確認したのですが、ご家族で持ってる料理器具の大きさや種類はみなさん様々で、そのため引き出しのサイズも当然違って当たり前だなと思いました。

いつも汎用性のある寸法でとりあえず収納を描くのですが、それだと住んだときに「この器具ぎりぎり入らない」となると別の場所に収納しないといけなくなり他の場所にもひずみができてしまうので、今実際に使ってる器具のサイズを確認し、まとめてすっぽり入るように再度引き出しのサイズを変更しています。

このあたりが作るキッチンの特権かなと思います。

おかげさまでたくさんの家族のキッチンの設計をさせてもらい、料理好きの奥様方にかなり鍛えられたので、注意しないといけないところなどは心得ています。
・ガスコンロ下にはフライパンなどを濡れたままでも収納できるように
・シンク下にはゴミ箱が2つでゴミ箱の奥には洗剤をおくとか
・カトラリーの置き場所、油の置き場所など
・まな板も濡れたままで収納できるように

奥様が退席中のお話の中で、「キッチンは妻が毎日立って作業するところなので、望みをすべて叶えてあげてください」というご主人さんのお話に心が沁みました。
ご家族の中でそれぞれ役割分担が違っていて、家造りにおいても夫婦間で力を入れたいところが違う中で、家事や育児を毎日担ってる奥様を尊重し、しっかりと見てあげている優しさを受け止めて、設計できることに誇りを感じました。

家造りのやりがいとして、家族間の愛情を感じてできるところかと改めて思いました。

あとは、必要のないものや、こだわりの素材でなくてもいいところなどを確認し、メリハリのある家に仕上げていってます。
照明器具においても、メインのダイニング・キッチンはこだわりあるものを使い、それ以外は裸電球を多様するように計画しています。

植栽をはじめいいものモノに敏感でセンスのいいだんな様へ遠慮してる表にでてないご要望を満たすことも私の今のやりがいとしてあるのですが・・・何か取り入れたい。
ご家族みなさんがさらに楽しく暮らせるように、励んでいきたいと思います。