先週に庭工事完了しました。
今回お施主さんのご要望として山道のようなアプローチがテーマでした。
そのため人が歩きやすいようにとか、自転車が運びやすいといったことではなくて、あくまでも山道。
厚石の飛び石を踏んで登っていくような感じで、敷地も多少高低差はあったのですが、さらに盛り土をして坂になるようにしました。
このアプローチも玄関まで最長距離にして、周りには山に植わっている自然の木を植えました。
後から聞いたのですが、下草も種が飛んだことを想定して同じものを散りばめて入れてくれたみたいです。
私が最も気になっていた和室の前の縁の庭はアプローチとまた違った少し京都らしいコケのあるしっとりと庭になりました。
この庭のテーマとしては、
梅雨の時期や雨の日でも楽しめるようにと思いました。
軒を深くとることで縁でくつろいでいても雨を楽しむことができます。
足元のコケの端に石を添えることでまたいい雰囲気がでて、既存のブロック壁もなんだかいい感じにさえ見えてきます。
和室の窓は躙り口のような低く設定し、縁に出ていきたくなるような控えめに切り取っています。
この室内はとても静の空間でとても癒される感じになっています。
実際に見ると感じることができるので、
是非 5/6.7完成見学会でご覧ください。
今回入れた植栽をメモってきたので
モミジ、アオハダ、ジュンベリー、シロヤマブキ、ナツハゼ、ツリバナ、ドウダンツツジ、ハクサンボク、ガクアジサイ、スギゴケ、ベニシダ、シノブ、シュンラン、シャガ、ジンチョウゲ、セキショウ、ミヤコワスレ、ギボウシ、ヒュウガミズキ、シラン、キョウガノコ、ホタルブクロ、ユキノシタ
です。
桜やナンテンなどの既存の木も新しく植えたのかな?と思えるくらいにきれいに剪定してくれました。
庭は手をいれることで木も息を吹き返すことができるんだなと思いました。