鉄を使う

階段や柱、手すりなど鉄を使うときがよくあります。
なぜ鉄を使うのかというと、

木が多すぎるので別の素材を使いたい。
木よりも断面寸法が小さくなるので、すっきりできる


からです。

上の写真の鉄骨階段の側板は厚さ9mmで幅が150mmなのですが、
もし木を使うと、厚さ40mmで幅は270mmくらい必要となってくるので、空間に圧迫感が出てきてしまうので鉄を利用してすっきりさせています。
鉄の階段がいいというわけではなく、その時の空間で選定しています。

見た目だけでなくお子様が握りやすいサイズでもあることもいいことかなと思っています。

かりゆしの家

写真のように手すりの部分だけは木を使う場合もあります。

階段だけでなく、例えば吹き抜けの廊下などの手すりにも鉄を使って空間を邪魔しないようにすっきりと納めたりもします。

これは縁の柱に鉄を使いました。お子様が登り棒として遊んでくれてます。

鉄は塗装を施さないといけないのですが、色を付けたり、亜鉛メッキで経年変化を楽しんだりお客さんの趣向やその時に合ったものを使うようにしています。

鉄もまたいいでしょー。
鉄だけでは冷たい印象がありますが、こうして木と使い分けることで空間にマッチさせるといい感じになります。