奈良都祁の家 もうすぐ大工工事完了

なにかと、バタバタとしていて、ブログ更新して無かったです。
反省。

さて、奈良の都祁の家が間もなく大工工事完了です。
大工さんはじめ現場監督さんがこまめ連絡してもらって、色々と配慮をしてもらったと思います。
図面だけでは表現しにくい部分やわかりにくい部分など、細かいところの納まりまで、随時聞いて頂いたので、キレイな仕上げになっていると思います。
今回、この家の特徴として玄関を入ると通り抜けできる通り土間があって、北の田、南の庭(畑)に靴を履いたまま、行き着できるようになっています。
通り土間に隣接して洗濯、手洗い、室内物干しできる洗面土間を設け、農作業をしてもそのまま土を落としたり、洗えたりできるようになっています。

農作業を終えたご主人が汚れた服を室内に持ち込まないように考慮した点です。
なかなか便利なんじゃないかなと思います。

また、通り土間には和室を1部屋設けたので、家族のLDKと離れのようになっているので、来客さんがお泊りするにも遠慮なく過ごせるかなと思っています。
計画当初、留学生を受け入れることもあることと、ご主人がくつろげるスペースとして設けました。
私の狙いとして、敷地を初めて見たときに、遠くに見える山がとてもきれいで、敷地内にある柿の木もとても印象的でした。この借景を室内からきれいに見えるように、開口部を切り取ろうと思いました。
そのあたりもどう見えるのが楽しみの一つです。
北にはお施主さん所有の田があり、そことのつながりみたいなものを作りたくて、屋根付の縁をもうけ、田を眺めたり、田仕事で休憩する際に利用できるように造りつけの腰掛けを設けました。
またご近所さんとの井戸端会議としてもいい空間かなと思います。

外部の焼き杉も日に日に地域に馴染んできてます。

12月初に完成見学会をさせて頂ける事になりました。
なかなか建物をお見せできる機会が少ないので、ぜひご参加ください。
また詳細は後日お伝えします。