鈴鹿の家上棟しました。
私が現地に着いたのが10時半なのですが、その時点でもう棟は上がってました。
形はL型の棟が真ん中にあり、シンメトリの構造になってます。
いたってシンプルな形状の落ち着いた平屋の佇まいはこの穏やかな鈴鹿の地に合ってるのだと思います。
晴天に恵まれとても気持ちいい上棟の日になりました。
今回は角はすべて寄せ棟になってるのですが、なぜ寄棟かというと、
敷地が広く、四面とも軒下周りが通路として以外でも使えることから、軒がすべて同じ高さにできる寄棟を選択しました。
また形になった時に改めてお話しますが、軒下にいるときの落ち着きを出せたらと思っています。
外観によって、切り妻と寄棟は決めることはなく、むしろ室内環境を優先するようにしています。
形においても、見た目というよりは、力の流れが明確でスムーズに下へと流れるようなシンプルな形状としてます。
この構造を優先したうえで、美観は整えるようにしています。
午前中はあっという間に構造骨組みはすべて組み上げられて、午後からは屋根の工事が始まりました。
今回は屋根断熱で、野地板の上にフェノーバーボードを90mm入れたうえで、垂木を流してその間にまた60mmのフォノバーボードを入れるようにしています。
屋根に計150mmはいつもより多く入れています。
上の写真が一層目の90mm厚の断熱材
上の写真は2層目で
垂木の間に60mm厚の断熱材、垂木と断熱材との隙間30mmが軒先から棟への空気層になってます。
とても暑い日でしたが、大工さんたちが頑張ってくれたので、こんなに素早く棟を上げることができました。
お施主さんと一緒に見学していたのですが、私も大工さんの動きを見て感動しました。
引きつづき皆様と頑張っていきたいと思います。