今日は朝から地盤調査をするということで現地に行ってきました。
奥様もちょうど自転車で来られて一緒に調査の様子を確認しました。
スウェーデン方式といって、針を地盤に回転させながら沈めていくのですが、
針が沈んでいく様子をお施主さんと一緒に見て、「今ずるっと入った」とか実際に見てもらうことで、状況を理解してもらいやすいかなと思いました。
私の経験では、地盤改良の確率は約80%で地盤改良をしない方が珍しいです。
「昔は地盤改良はほとんどしてないので、過剰に杭を打たなくてもいいのでは」とお話くださる方もいますが、
地盤をしっかり調査し、災害が起きても問題のない地盤改良をしておき、しっかり保証もしてもらうことで安心して暮らしてもらえるのではと思っています。
問題が起こってからではあとの祭りですから。
以前、川沿いに住んでいるお宅に行った際に、川側の地盤が沈み、建物が傾いている状況を目のあたりにし、家の中に入った瞬間、平衡感覚が取れなくなり、すぐに気分が悪くなったことを鮮明に憶えています。
建物が建った状態での全体を水平に戻すには相当の費用がかかります。
当然、建てる際にローンを組んでいるので、その費用を出すことができない状況でした。
いくら建物を頑丈にしても豆腐の上に建物がのってるのあれば、本末転倒です。
地盤調査を建物の契約をしてから、もしくは地鎮祭が終わって基礎着工の前に行っているケースもよく見受けられますが、
地盤改良費用は100万円くらいはかかるケースが多いので、予期せぬ費用が100万かかるとなると、かなり負担になってきます。
そのためにも、建物の本体の見積もり時に同時に調査し地盤改良の費用を算出してもらうかはじめから地盤改良費を100万円見込んでおく必要があると思います。
まだ結果は出てませんので、地盤がしっかりしていて、地盤改良しなくてもいいことを祈るばかりです。