京都木津川市の家づくり、基礎工事がほぼ完了しました。
現在同時に倉庫で構造材の刻みをしてくれています。
今回構造材はプレカット(工場でのライン加工)ではなく、大工さんが一本一本手で加工(刻み)しているので、上棟まで少し時間を頂いています。
大工が手加工することで、木一本一本癖を見ることや手でしかできない継ぎ手ができるのは家の肝となる構造にとってとても大切なことだと思います。
皆さんがよく聞く耐震投球○○とかは基本机上のことで、大切なことでもあるのですが、数値を上げることは机上の計算でそれほど難しいものでもなく、
強度の強い金物を使えば数値が上がるが、実際は木と金物で金物が強すぎて脆性破壊することもあります。
自然のものを扱うにあたって、数値のみならず現場の技術とのバランスが必要かなと思います。
昔ながらの大工が一本一本構造材を刻むのはとてもいいことだと思っています。
2月初旬にいよいよ上棟です。
大工さんが数え切れないほどの木を加工してそれが建つのだから楽しみでしかたない。
大工さんの地道な努力を活かせるように、綺麗な木の家になるように励みたいと思います。