定例打合せ 床塗装しました 神戸北区

2週間に一回現場でお施主さんと工務店さんと定例の打ち合わせをしているのですが、
今回はそれほど打ち合わせする内容はなく、少しお話をした後、皆さんで床の杉板のワックスを塗りました。

今回使ったワックスはプラネットジャパンさんのハードクリアオイルです。
いつもは工務店さんが利用してるものやお施主さんがネットで手ごろに買えるものなど、その都度色々と変えてるのですが主にはこのプラネットさんのものか蜜蝋ワックスを使っています。

今回のオイルは自然塗料の発祥の地でもあるドイツのクライデツァイト社のもので、ドイツでは成分をすべて公開し、厳しい規定のハードルを越えたものしか世にはでないんです。

成分として、亜麻仁油、桐スタンドオイル、バルサムテレピン油、天然樹脂、グリセリンエスター、無鉛乾燥剤。

なんだ聞きなれないものもありますが、主成分に植物から抽出した植物性油脂です。

ですので、ハイハイする小さなお子様でも安心して利用できるものなんです。
当然家に不快なにおいが残ることもないです。

で、この塗料は刷毛で塗って、すぐにウエスで擦り付けるように拭き取って浸透させて利用するもので、施工後は木目がはっきりするくらいで、マットな自然な仕上がりになります。
革靴などの革製品のものをメンテナンするのと同じような感じで、自然素材である木を活かすために塗料を塗っています。

皆さんがよく見る、突板のフローリングに塗るウレタンなどの光沢のあるものは木の性質がうんぬんではなくて、水にぬれても弾くようにや衝撃に保護するようにといった目的なので、今回の目的とは異なってます。

ベースとして木を活かすために塗っています。
ウレタンなどの表面を覆ってしまうものはは木の呼吸を止めて木の性質をなくしてしまうので、水を多く使うところ以外はおススメしていません。

木は見た目だけでなく、木の性質を生かせる形に残しておくことで肌に触れたときに心地良いようにと思います。

木の話になると語りたくなるのでここまでにしておいて、
木をもっともっと身近に感じでもらうこともあり、今回お施主さんと工務店さんと私で床の塗装をしました。

刷毛で塗って、拭き取る。この繰り返しでとても簡単です。
完成後の自分たちで気軽に塗ることができるので、何かといい経験になったと思います。
私は少し腰がいたくなりましたー。普段か運動しないといけないですね(笑)

現在、大工さんは室内の造作材(鴨居とか敷居とか)の加工をしてくれています。
丁寧にカンナかけをしてくれていて、ほれぼれするくらい油がのったきれいな材です。


大工さんが家づくりに使えるように自然干しさせて時間かけて育ててくれた材です。
材の節あり無しとか関係なく、手間暇かけてできるものはどの世界でも間違いないなーと思います(笑)

まだまだ室内の様子は完成の絵は見えませんが、楽しみながらできたらと思います。