神戸北区かりゆしの家 定例打合せ 屋根工事

先週お施主さんと大工さんで2週間に一回の定例打合せをしました。
大屋根の工事が完了してましたので、確認しました。

屋根はガルバリウム鋼板といって、今では屋根材としては主流となっていて、アルミと亜鉛の合金メッキ材です。私は瓦かこのガルバリウムの二択にしています。
この屋根の特徴して、瓦と比較するとどんな形状の屋根でも納めやすいのと、比較的安価です。

金属の屋根や水切りを主に板金工事というのですが、役割としては建物に影響しないように雨の水を切ることで、水がスムーズに目的通り流れるように道を作ることで、そのために曲げたり、摘まんだり加工する技術がいります。

機能面だけでなく、板金の加工をより研ぎ澄まされたデザインにもでき、外観をもすっきり見せることができるんです。
この「機能美」が私は好きでこだわってる部分のひとつでもあります。

今回は鼻隠し・破風も板金で巻く仕様にしましたので、圧迫感がないようにすっきりするように意識しました。
鼻隠しや破風と軒天(軒の天井)とには隙間をあけて、屋根断熱材の上に空気層を設け、棟まで通すことで屋根を換気をしています。

特に夏の屋根はかなりの高温になるので、金属屋根の下に空気層があると高温の熱を少し和らげることもできます。

内装の塗り壁の左官や木などの大工工事に目が行きがちですが、「板金」も面白く奥が深いんですよ。
技術高いものができれば、外観もすっきりきれいに見えます。

とても地味なのですがとても重要なところなんです。
機能美はいいです。

完成したらこの辺りも見てほしいです。

さあ、引きつづき下屋根を大工さんが仕上げていきます。
昔ながらの小舞の屋根です。
どんな屋根と説明するのが難しいので、また完成した時に写真を一緒に説明したいと思います。
簡単にいうと、小舞という横に流れてる木を入れることで、屋根の垂木が二重になってるんです。

お楽しみに