定例打ち合わせ 大阪藤井寺の家

上棟してからはお施主さんと工務店さんを交えて定期的に打ち合わせをするようにしています。
今回は打ち合わせることもなかったのですが、今の段階での施工状況を確認しました。

軒先の通気など図面ではわかりにくかったところを現物を見て、説明させてもらいました。
完成すると見えなくなるところも今の段階でしっかり見てもらうようにして、なぜこうなっているのかなどをご説明するようにしています。

しっかりとヘルメットをかぶって屋根の上も確認。 
なかなかいい眺めです。

上の写真ですが、軒さきの根元の部分に穴が空いていて、屋根の棟に向かって空気が通るようになっています。今回は軒天を張り垂木は隠れるので、今のうちに確認。

丁度板金屋さんが屋根の下地ルーフィング工事をしていたので、少し質問と細かな打ち合わせをしました。
板金って屋根や水切といった雨を切るための工事なのですが、加工の仕方は様々で私は、しっかりと水を切る役割を果たした上で、少し意匠性を持たせて「機能美」として見せること好きで、今回も色々と加工の仕方などを聞きました。
面白い板金の使い方をしているところがあるので、またでき上がりをブログで見てもらえたらと思います。

ガルバリウムの樋の話で、サンダー機械でガルバリウムをカットした後そのまま利用すると錆びてくるので、カット後ハサミを入れてひと手間かけることで錆びにくくなる見たいです。見えない手間なので、職人さんの技量とモラルが関係してくることだと思いました。
私は職人さんが自らの仕事のこだわりを話してくれるときが一番おもしろいなと思っていて、できるだけ持ってる力を活かせる仕事内容にしようと心がけています。

打ち合わせの後は、ご実家の新築藤井寺の家であたたかいコーヒーを頂きました。
床下エアコン20度設定で少しぼーっと寝てしまいそうになるくらい暖かい室内でした。トイレも洗面も暖かく、温度差がないのも快適です。
床下エアコンはなかなかいいですよ。
やはり肌が触れる足元を暖かくすることは重要ではないかと思います。それと、暖かくなった空気が上昇していって熱が逃げないように屋根の気密も重要かなと思います。

お施主さんにできるだけ職人さんと顔を合せてもらい、仕事をみてもらいたいです。
家づくりはより愛着がわくのではないかと思います。