10/14.15和歌山県有田郡の家、見学会無事終わりました。
大阪から1時間半にもかかわらず、遠い中から来て頂き嬉しかったです。
これから家づくりを始める方にとって素材や大きさなどお役に立てることもあったのかなと思います。
私が携帯で適当に撮っているものなので、ちゃんとした家や庭の写真は後日投稿しようと思いますのでもうしばらくお待ちください。
今回敷地も広く、南側に広大なミカン畑があったことにより、
「南借景部分に向けLDKの連窓を設け、軒がかかった縁を設ける。」
これははじめから決まっていて、ここを中心として展開しました。
軒のディテールは繊細なほっそりとした垂木にするほうが趣はでるのですが、
「軒は2m近く延ばしたい」
「軒の柱をなくしてより解放感を得たい」
ということで、ある程度大きな垂木になったのですが・・・許容範囲なのかなと思いました。
上の写真をみてもらうとわかると思いますが、
借景をくり抜く大きさは大きすぎず小さすぎず、見せたくないもの見せたいものを限定し、軒、デッキの高さは調整しています。
LDKの縁とつながる玄関は桧に囲まれた清涼感ある桧の空間にしました。
北側の玄関と南の縁とをつなぐことで、借景、庭と建物との境界がゆるくなり、自然を取り込んだ住まいになりました。
今回、障子は紙ではなく蚊帳の中にいるようなやわらかい空間になるようにレースの障子を使いました。
写真はありませんが、
共働きのため、家事の負担を軽減できるように洗面、脱衣、洗濯室、収納をかなり充実させたのも特徴の一つです。
LDKの壁はフェザーフィールを塗っているのですが、
お施主さんと打ち合わせを重ねた末、陰影がしっかりでるように少しグレー色を混ぜました。
上の写真は雨の日の薄暗くなっている昼の様子です。
玄関には石好きのご主人の好みとこの地域は畑が多く石積みが多いところでもあるため、
和歌山県の青石のアプローチを採用しました。
近日完成写真載せますので是非見てください。