こんにちは。
最近ブログがワンパターンだと友人よりご指摘を頂きましたので、少しパターンを変えて、丁寧にお話していこうと思います。(笑)
さて、藤井寺の家 棟が上がりました。
今回平屋ということもあり、私が昼過ぎに行ったらもうすでに棟は上がってました。
事前に大工さんが化粧垂木や面戸の加工をしてくれたおかげで、スムーズに進んだのだと思います。
現場に行き真先に見たところは登り梁(垂木)です。
LDKの天井に登り梁(垂木)が見えてくる仕上げにしていてここがメインの空間になるのですが、
いつも勾配天井でも平の天井でも木を天井に張る際は、節が少ないものをと決めていて、あらかじめ製材所には材の等級(節の多少の違い)を指定し、木配りしてもらいました。
今回も丁寧に作ってもらいました。
製材の時の写真を頂きましたので参考に。
なかなかキレイでしょ。
丸太からの木の取り方によって節がでるでないなどがあって、この製造過程が通常よりも手が掛ってるのですが、以前に建てさせて頂いたお家の際に製材過程の話をブログに書いたたので、見てもらえると面白いかなと思います。
→御津の家 LDKの登り梁の過程が面白い
この材たちが上棟すると、こんな感じです。
結構迫力があるでしょ。
キレイな材をどこに配置させるのかなど、いっけん多数の木を一本一本吟味し並べることはめんどくさいことかもしれませんが、それを怠らず木配りしてもらった成果として、このように鮮やかな空間になっているのだと思います。
天井も程よく高さを絞って、登り梁のサイズと間隔をうるさくならないように計画時に検討し決定しました。
それがうまくはまってるか、上棟をする前から気になってたところなのですが、お施主さんにも確認してもらい、いい感じなのかなと思ってます。
あと、シビヤに検討した項目として、軒先です。
構造として必要な寸法を確保した上で、軒先はすっきりと見せたいので、垂木を軒先に向けてスッと細く仕上げれてもらってます。
このひと手間って結構重要だと思っていて、いつもあんまり部分的には気づいてもらえないのですが、全体のバランスには大きな影響がでるかなと。
こだわって取り組んだところで結果どのようにお施主さんへ還元できたのかなど、過程を見ながらお伝えしていけたらより面白く違いも理解してもらえるかなと思います。
では、今回はワンパターンの「楽しみです」「がんばります」で終わらないようにしてみました。(笑)