基礎工事 配筋・コンクリート打設

引きつづき 、鉄筋工事。

鉄筋を配筋しています。

現在では瑕疵担保保険は義務付けられていて、第3者機関が配筋の検査にきます。

下の写真をみると、地面の捨てコンクリートと鉄筋の間に、四角のサイコロのような、コンクリートの塊が入っているのを見ることができますが、これは、以前お話した、鉄筋とこれから流しこみコンクリートとのあきを確保するためのものです。

コンクリートを流し込むときに、それなりの圧がかかりますので、鉄筋が沈みこまなくしているんです。

ポンプ車の登場です。姿がかっこいい。 操縦してみたい。
生コンに圧をかけないと流し込むことができないので必要なんです。

蛇を巻いてるみたいですよね。
生コンが管の中を通って流れ出るのですが、職人さんかなり重いはずです。

さすがですね。

コンクリート打設完了。

引きつづき今見えている鉄筋に型枠をつけて、アンカーボルトを据え付けて、再びコンクリートを流し込みます。 またレポートします。
Q. 雨が鉄筋作業をしているときに雨が降ってきて、鉄筋が錆びると強度が落ちるのでは?それなら前もって、鉄筋に防錆処理をしないといけないのでは?

A. 雨が降って錆びる錆は表面の錆で不動態膜というものを形成し、鉄筋内部の錆を防止してくれます。

そのため鉄筋は一般に特別防錆処理はしません。

またコンクリートはアルカリ性で、鉄の錆(酸化)を防止します。
よって、コンクリート中に配筋された鉄筋は錆びないようになっています。

但しコンクリートのアルカリ性が失われたり、ひびなどにより鉄筋に水分・空気・塩分が浸入して、不動態膜が破られ、鉄筋が腐食することがあります。

そういうことがないようにするためには、コンクリートの施工を正しく行うことが重要です。

1)かぶり厚さ(外側の鉄筋から表面までのコンクリートの厚さ)をスペーサ(プラスチックまたはコンクリート製の部品で型枠と鉄筋の間に入れるもの)を正しく用いて確保する。

2)コンクリート打設時によく締め固めて(型枠をたたいたり、バイブレータをかける)、空隙のない密実なコンクリートにする。

3)塩分量の少ない骨材を用いる(今は特に問題にしなくても基準があるのでそれほど心配はしなくてよいと思います)

4)コンクリート打設前に不純物が混ざらないように、型枠内の清掃をする

5)コンクリートの打設手順を検討し、スムーズに打設する。

6)雨天の打設はやめる。

などなど

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