お施主さんの声 ホタルの家 大阪豊能郡

春夏秋冬ひとシーズン終えて、お施主さんのお話を聞かせてもらいました。
アンケート形式で書いて頂いたのですが、写真だと少し見にくいので、下記にそのまま同じ内容を記してます。
実際に住んでみてどうなのか、家づくりを経験して良かった点や反省点など自由に書いてもらいました。
これから家づくりをされる人に少しでも参考になればと思います。
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■今暮らしてみて率直なご感想は
気持ちよい。(窓が大きい、景色がきれいに見える、空間が大らか、自然な素材・・・)
もう少し、空間を自由に変えられる間取りにできればよかった。(夏 大きく⇒冬 小さく)天井の高さも変えられたりしたら最高
壁が少なすぎたかな・・・。でも夏の開放感はすてがたいし・・・。

■田舎暮らしはいかがですか?
本当に気持ちが豊かな気がします。車なしでは厳しいけど、買い物はネットでも足りるから、生活するには充分な物が身近でもそろいます。実は田舎につきものの虫とか草とかに触れるのが苦手なのですが、それも含めた自然を感じるのは好きで、快適な家の中から自然を見て感じて楽しめて幸せです。
子どもがのびのびしています。
私たちには合った環境で、四季を満喫できて楽しいです。

■冬過ごしてみていかがですか?
正直、とても寒いです。都会のマンション育ちだから真逆なので、そう感じるのもあります。朝イチや帰宅直後はエアコンも使います。
でも薪ストーブの温度を上げると家中トイレまであたかかくなります、家の中で温度差が少ないのはとても快適です。ストーブの前にいつも皆集まるので、ストーブ前をもっと広く使えるようにしたいです。
リビングの和室がくつろぐには寒く、こたつか何か検討中です。
空間を小さくして、ストーブの効率を上げたいのと、全空間を温めたいのとで悩みます。子どもが走りまわれるので、総合的に今の間取りで正解なようにも思います。布とかで、天井を下げるのはどうでしょうかね?

■夏過ごしてみていかがでしたか?
涼しかったです。窓も大きく開けて、とても気持ちよかったです。子どもがのびのびしていました。
猛暑にもかかわらず、エアコンをつけたのは人が大勢集まった3回だけ。ひさしのおかげで直射日光もなく窓のおかげで、風は通り光はたくさんで、ほとんど電気を使いませんでした。
残念なのは、畳のカビ。とても酷くて、5回くらい干したり拭いたりしました。自然素材だから仕方ないけど、悩みの種です。

■土壁の効果は感じますか?夏、冬
夏、涼しかったです。ジメジメも少なかったように思います。

冬、結露がでません!!
外から帰ると、外よりはだいぶ暖かいです。
子どもがインフルエンザに患り、加湿した方がよいとの指導で、加湿器をつけてみたら「適湿」となりました。ってことは調湿されているってことですかね。

■北側に大きな縁はいかがですか?
ホタルの季節、GWあたり夏4月~9月くらいまで、とても気持ち良く使えます。
屋根もあるので、日射しや雨もあまり気にせず楽しめます。流しそうめんもやりました!
借景を楽しむのにも最高です。お客さんには自慢のスポットです。

■内部の壁の土壁の印象はいかがですか?
落ち着いていて好きです。
目が休まるというか・・・いらない模様がなくて、自然の中にいる感じです。

■杉30mmのフローリングはいかがですか?
やわらかい気がします。冬はくつ下、スリッパが必要ですが、団地のフローリングのようなひんやり冷え込む冷たさはないです。
傷が入りやすいのは承知の上で、気にしていませんが、いすのところはすごいです。

■引き戸を利用した可変性のあるオープンな間取りにしましたが、いかがですか?
子どもが小さい今の暮らしにはとてもよいです。
とくに夏は家全体に空気が流ました。
寝室として、和室を2部屋にできたり、又、1部屋しめきったり、ダイニングリビングを広くしたり様々に使えてます。

■振り返ってみて、こうしておけばよかった点は?
キッチンを業務用ではなく家庭用にすればよかった。
おフロ・・・全ユニットでもよかったかも・・・(私妻は) ハーフユニット採用。

■建築士の勧めで、やって良かった点は?
土壁
しょうじ
大きな窓
無駄な空間をできるだけなくした間取り

■建築士にたのんでみて率直なご感想は
打ち合わせが楽しかった。
一緒に作ってる感じがした。
何でも相談できた。

■今思う家づくりで大切なことは?
暮らし方を具体的に想像すること。
家で一番多くの時間を過ごす人がきちんと意見すること。
ワクワクし続けること
家族でよく話し合うこと。

■これからの家づくりをされる方に何かアドバイスがあれば。
使うものだけ、使う部屋だけのコンパクトな生活を考えればとてもいい家になると思います。
主婦の方の意見はとても大切だと思うので頑張ってください。
疑問なことやアイデアは何でも言ってみること。
最後まで楽しむこと。

■建築士(水谷)に対してこれからこうした方がいいなどアドバイスがあればお願いします。
親切で話やすくて、とても真面目で好感がもてました。
本当にありがとうございます。
ひとつだけ・・・。連絡が遅く、いつも突然だったり、ギリギリだったので困りました。早目、早目がいいですよ。
”自分が建てた家”に住むことはなかなかできないので、いつでも遊びに来て下さい。
実感(体)すると、勉強になるでしょうし、なによりこの家の四季を楽しんでほしいのです。
よかったら、おもしろいお友達もお連れして下さいね。ありがとうございました。これからも宜しくお願いします。

建築士の感想

インターネットから問い合わせ頂き、お会いしてから終始ご夫婦共に話しやすく、家づくりを楽しんでらっしゃるのがわかりました。
家づくりに対する不安みたいなものが最初からなく、価値観をしっかりもったご家族で、
「田舎住まいを楽しみたい」
「土地から見える借景を楽しみたい」
「面白いものをつくりたい」

という想いが溢れ出てきそうな感じでした。

終始打ち合わせも楽しくさせてもらいとても楽しい家づくりでした。

■問題点
薪ストーブの表面温度は200℃くらいになるように薪を調節すると家全体が暖まるのですが、200℃にすると薪の消費量がとても多くなってしまうので150℃くらいにしてるみたいです。
知り合いの薪ストーブ利用者に聞いてみると、200℃くらいでも買い物かご一杯で2日はもつらしいのですが、お施主さん家はそれほどは持たないらしいです。
薪の種類と薪ストーブの調節を薪ストーブ屋に尋ねてみようと思います。

暖めた熱が、壁に比べると熱抵抗の小さい窓から熱が逃げやすくなるので、障子のない窓に断熱ハニカムブラインドをオススメしました。
開口部にはサッシではなく、木製建具を利用しているので、サッシと比べると気密性が低いので、木製建具の気密性の向上させる必要もありそうです。

畳のカビですが、カビの発生条件として特に温度と湿度が重要な要素で、室温が、20~30度、湿度が75%以上継続的に続いた場合に畳表表面にカビが生えてきます。
発生場所として「風通しが悪く、日が当たりにくい北側」に発生しやすいのですが、今回のケースは8月の真夏頃で日当たりの良い南のリビング、寝室でしかも風通しの良い場所なのです。
湿度が極端に多い地域で、近所の皆さんも畳のカビに悩まされてるみたいです。
天然イ草の畳表は「湿気を調節」する性質を持っているので、湿度が継続する場合は、どんどん湿気を吸収してしまい、新しい畳表ほどこの能力は高いので、新しい畳表(1年~2年位)ほどカビが発生・繁殖しやすいんです。
竣工1年くらいは、土壁・コンクリートの水分が抜けきっていないこともありさらに多くの湿気があるので、水分が抜けきるまで換気をしながらちょっと様子を見てもらうことにしました。

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