ブログがずいぶんご無沙汰になってしまっているのですが、
三重県多気郡の家づくり、建物はほぼ完了しました。
庭工事が始まっていて、私は明日見に行く予定にしています。
今回の庭づくりとして、お婆さまが一日中座っていることが多いので、できるだけ眺めの良い庭を造りたいと思いました。
特徴として、お婆さまが年々階段を登ることが難しくなってきているため、アプローチをスロープにし、アクセスしやすいようにしました。
スロープの面積が大きいこともあり、素材をコンクリートにすると、庭に馴染むことが難しいのと照り返しの暑さも懸念して土を利用した三和土(タタキ)のスロープを採用しました。
三和土とは、昔の軒の下によく使われた、土を固めたもので、土だけだと雨が降ると崩れてしまうので、石灰とにがりが混ざってます。
土を固めたものなので面積が大きくても当然のこととして庭とマッチします。
玄関の土間まで距離を長くとれたので、緩やかなスロープをつくることができました。
また緩やかに登っていくこのスロープに取り付ける手摺は縦横高さと3Dに変化する寸法を採寸し、鉄を曲げ加工し一筆書きのような手摺の予定です。
今製作中みたいですので、取り付けが楽しみです。
重たくならないように、庭に添えるようになればと思っています。
明日、私も現場へ行きますので、植栽もどのように植わり、室内からの眺めも確認したいと思います。