新築構造材の図面をもっていざ三重県熊野へ

いま取り組んでいる西宮の家の構造材を見に三重県熊野の野地木材さんのところへ行ってきました。

GWということもあり、少々混んでましたが以外と近い感じがしました。
熊野の地はあらかじめ写真で確認していたのですが、やはり実際に見たほうが断然よかったです。

この日はとても天気が良く、空が鮮やかなブルー色で、山がくっくりと美しかったです。
その上海も近くにあり、陽が当たった水はキラキラしてました。
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熊野といえば、熊野古道を連想しますが、私はこの海(熊野灘)がかなり気に入りました。
写真左が名勝天然記念物にも指定され世界遺産にも登録されている獅子岩。
形が本物の獅子みたい。自然の力によってできたとは思えません。
私はこの世界遺産もいいですが、海の形と水の綺麗さに惹かれました。
一人だったらはしゃいでいるところですが、一応社会人というスタイルは崩さずに。
風景がいいせいか私でさえ爽やかに見えてしまう。写真を撮った人がうまいんでしょう。(笑)
左上にパラグライダーが写ってるのですがわかります?
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ここすごくないですか。海岸景勝地鬼ケ城。獅子岩よりこっちが先に天然記念物になったのかな。
隆起と風化と波の浸食によってできた自然のもの。

ガウディのグエル公園のような…
こっちは自然にできたもので、個人的にはこっちの方が好み。
造形ものは自然には勝てないというのがよくわかります。
また、夏になると花火が盛大にあがるんだって。熊野大花火大会。
地響きするくらい強烈で1年前からでも予約とれないくらい人気らしい。
行きたい。

水がキレイと言うことはやっぱり木の育ちもいいはず。
原木市場に連れて行ってもらいました。
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莫大な量の杉と桧の積まれた丸太を見て、山で育っている木なんだと当たり前なのですが、実感しました。
普段は柱、梁などきれいに加工されたものばかり見ているので、「山で育った木」という当たり前のことを忘れてしまいます。

国産材の家を手掛けてる私でもそうなのだから、一般の方はなおさら普段目にする木の製品って山で育ってできたものだとなかなか実感できないと思います。
山から木を伐採し、加工し柱、梁になる過程を見ることによって実感できるのですが、それを見ることで家づくりはより楽しくなるし、木に愛着が増すと思います。
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「私たちの家はあの山で育った木を使ってるんだよ」ってお子さんに話せるってとてもいいことじゃないかなと思うんです。

人生一回きりの家づくりだからこそ、家づくりの過程を全部楽しむ。
ひと際完成したときの充実感は得れるもので、多くの人の手が加わり造られていることを実感できればなお楽しい。

国産の木を使う意味は、耐久性、耐震性などの家の性能にとって必要不可だからですが、それだけではなく、
こうして産地の町の風景や人の背景を見れることも家づくりの造る楽しみではないかと思うのです。

熊野の町全体をご案内してもらい、都会に味わえない癒しを得ることができました。

ご案内頂いた野地木材の野地さんありがとうです。
故郷がなくなった私に拠り所ができた感じがしました。