夏には日射を遮蔽したいけど、冬には日射を確保したい。
この一見矛盾した感じですが、庇の出と開口部の高さを検討して頃合で決めるといいんじゃないかなと思ってます。
一番暑いお盆の正午頃と日射が最も欲しい冬至の正午頃
この2パターンの日射を庇90cmと70cmで比較してみました。
●まずはお盆8/22の南面からの日射(兵庫県神戸市)
■庇が無い場合
上の絵は午前11時の様子なのですが、午前7時から午前11時まで室内に日が入り、午後12:00になると室内に日射がなくなります。
午前7時から午後12時までは日射を確保できるので、ありかなと思いますが・・・
■庇が90㌢の場合
上の絵は日射が室内に10時26分のもので午前11:00には完全に室内は日陰になってました。
■庇が70㌢の場合
午前10:50分まで室内に入りこんでました。
90㌢と比べると、24分日射時間が長いことになります。
あんまり変わんないかな。
●冬至12/22の南面からの日射(兵庫県神戸市)
■庇が無い場合
午前11時でこんな感じ。午後2時まで室内に日が入ってたんで冬だけで考えるといい感じ。
■庇が90㌢の場合
午前11:00に約90㌢くらいは室内に日射はあるのですが、ダイニングまで欲しいかな。
庇70㌢に短くしてみよう。
■庇が70㌢の場合
庇の出90㌢と比べると、室内の奥まで入っていますが、あんまり変わらない。
開口部の高さをあまり高くするのが好きではないので(なんの根拠もないです)、1800mmにしているのですが、冬を考えると、もう少し開口部を高くして家の奥まで入り込むようにした方がいいのかなと思いました。
夏を考えても庇を設けたらもう少し余裕ありそうですし。
次回またチャレンジです。