こんにちは、水谷です。
今日も「中庭のある家」の現場に行ってきました。
図面からの現実逃避でもあるのですが、最近頻繁に現場にいってます。
プランを考えるときは、ただPCとにらめっこをしてても出てこないものなんです。
このプランを考える時期は、楽しくもあり、苦しい時でもあるんです。
寝てても頭から離れず、ずーとばやーと考えてる感じです。
まあ春なので、大工さんと会話しながら、ヒントがあればいいなと。
現在、階段の加工をしていました。
みなさんは中々見れる機会がないと思うので、画像を。
ノミを使って、階段の踏み板を差し込めるように溝を掘っています。
こんな感じです。
なんとなく、わかりますか?
踏み板を溝にはめ込むんでいるのは、無垢板って木そのものなので、その室内の環境によって、痩せたり、膨らんだりするんです。
そのため、痩せても、木同士が離れないように、片方に溝をついて入れ込んでるのです。
これは階段に限った事ではなく、木同士の取り合いの部分はすべてです。
無垢板を扱う大工工事は、けっこう手間がかかっているのです。
現在は無垢板を扱わない家が増えたこともあり、ノミやカンナなどが扱えない大工さんも多いらしいです。
日本の伝統技術が継承させたいものです。
さあ、帰ってプラン2つ仕上げないと。