構造材 手刻みを見に行く 京都岩倉の家

7月中旬に上棟する構造材の加工場へお施主さんと一緒に見に行きました。

今回の工務店はキサブロウといって大工工務店で、
構造材は吉野の木を使って大工自ら手刻みで加工してくれてます。

一本一本手で刻んでる様を見ると木がそれぞれの表情があって面白いなと思いました。

木と木とが合わさる部分には様々な加工方法があって、その様々な形状を削るのにたくさんの道具を使ってるのですが、どうやって使い分けるのだろうとお施主さんと興味津々で見ていました。

構造材ってほとんどが隠れて見えなくなるので、見えてくる箇所よりも大振りな気もしていたのですが、道具を巧みに使って繊細な仕事をしてる姿が印象的でした。
長く快適に暮らすためにはいくら隠れるところといえども繊細で緻密な仕事が大事なんだと思います。

構造材は位置によって様々な力がかかるので、一本一本加工の形状がちがってくるのです。
それを間違いなくするために、大工さん自ら図板(ずいた)を描いてます

こういう細かい図面を見るのは私好きなので、なかなか面白いですが、作る方は間違わないようにするためにいっぱい描きこんでいるのだと思います。

私もいつも設計図を描くにあたってもともと細かいことが気になる性格ではないのですが、実際に職人さんが現場で歪みが起こらないようにするために、とにかく描いて安心感を得るようにしています。

机の上での構造計算も大事ですが、実際にこの木の構造材の組み方によっては数値はまるであてにならなくなります。
耐久性でいえば数字よりもこういった丁寧な手仕事が重要になってきます。

現場ではみれないこの途中段階もお施主さんに見てもらえることはとても大切なことだなと思いました。

私が図面を描いてさらに職人さんが丁寧に一本一本加工して組み立てていくのですが、
たくさんの人が携わってできていくのが家づくりの面白いところで、皆様がそれぞれの持ち場を最大限活きる環境ができれば、いい家になるのだと思います。

お施主さんも過程を一緒に見ながら作る家づくりは私が一番好きなところで、より多くの職人さんの想いと技術を感じてもらえたら嬉しいです。

鉋体験も一緒にできて、より完成への家づくりが楽しみになったと思います。
一か月も先ですが、今から上棟が楽しみです。

京北の自然豊かな加工場で昼は皆さんとバーベキューしました。
おいしいお肉と野菜で、いい一日を満喫しました。