地形

前回 、建物を建てるにおいて、地盤はとても大事だとお話しました。

現在とりくんでいる、北に河川が隣接している土地を調査しました。

住宅においての地盤調査は通常、スウェーデン式サウンディング方式といわれるものを利用します。
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写真でわかるとおり、鉄の棒(ロッド)の先端に円錐形をねじったようなスクリューポイントを取り付け、おもりを利用しながら、ハンドルを回転して、地盤の硬さ、種類を推測します。

今回、スクリューポイントがどうがんばっても地中に入らないんです。

おそらく、非常に強い岩盤か昔のガラのような障害物があたって入りきらないと推測できるのですが、支持地盤であるという確証にはいたりません。

スウェーデン方式は土を採取できないので、ビル建設時によく利用する土を採取できるボーリング調査をすることに。

その前に、ここ能勢電鉄の終点の地にある豊能町の地形を調べてみました。

この土地は標高350~500mの山々に囲まれた盆地地形で、北には南西流している川がある。調査地は標高185mで、

このあたりの地質は中生代(約2.3億年以降)に形成された丹波帯を基盤として、この土地付近の丘陵地には基盤岩を被覆するように、大阪層(今から300万~20万年前に形成された砂・レキ)、段丘層(20万年~2万年前)が分布していることがわかりました。

この地域は大阪でも有名な「櫻谷鉱山」の跡地らしい。
1938年の朝日新聞にトロッコで鉱石を運び出されている写真が掲載されています。

ということは、岩盤という可能性が高いんだろうと想像がつきます。
それにしても、地形の歴史は深すぎて想像できない。

ボーリング調査の様子は次回に。
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