「基礎」とか「土台」って日常会話でも使う言葉なので、基礎や土台はとても大事ってみなさんもなんとなくご存じだと思うのですが。
家を計画する際には、建物だけに注目しがちですが、それ以前にもっと大事なことがあるんです。
「地盤」
地盤とは、分かりやすく言えば、建物がのる土のことで、
地面が軟弱だと、豆腐の上に建物が載っているかのように、いくら丈夫な建物を造ったともしても、それとは関係なく、一瞬で壊れてしまいます。
昔は、あまり重要視されず、「2階建の建物くらいなら、地盤の状況を確認しなくても大丈夫だろう」と安易に扱ってるケースが多かったように思います。
でもでも、ホント重要なんです。
今回の取り組みは、川に隣接した土地で、川をせきとめるための擁壁が高さ4mくらいあるんです。
その擁壁はもう古くからあるのですが、擁壁を施行する際には下にも横にも広く周辺の土も切りとり、擁壁工事をしたことは想像できます。
その周辺の土は擁壁工事完了と同時にを埋め戻されています。
ですので、地盤が安定していない可能性は高く、注意が必要です。
又、既存の家が地下室があり、今回はその地下室を取り除きました。
転圧をかけながら土を埋め戻しましたが、そう簡単に土が馴染むわけではありません。
ですので、地盤調査をし、確認することから始めます。
もっとも危ないのは、地盤を安易に考えることなんです。
いい機会なので、どのような経路をたどり、間違いのないものへと進んで行ったのかをみてもらい、参考にして頂ければと思います。
今日はここまでです。