定例打合せ 三重県多気郡の家

一か月ぶりに定例打合せのため現場へ行ってきました。
以前行ったのが、上棟当日で、骨組みしかなかったのですが・・・
一か月足らずで内部が結構出来上がってました。

現場の監督さんから色んな確認事のメールや電話があって、いつもより決め事の期限が速いなと思っていたのですが、現場はこれほど速く進んでるとは。

前のブログでお伝えしてから大きな進んだ点は屋根で、ガルバリウム鋼板が葺き終わっていました。
今回は横葺きです。

どうですかー?
横葺きの板金が継ぎ目がなく、一枚で端から端まで使っています。
地面から屋根を見ても継ぎ目がないのはおそらくわからないと思うのですが・・・
よりきれいに、より雨漏りの可能性を下げるために、選択しました。(監督さんがですが)
細かい配慮の積み重ねが綺麗な家へと繋がります。

今回敷地の道路側を広くとったので、余裕をもって庭をつくることができます。
南道路で、南アプローチって理想な感じがするのですが・・・

以外に考えること多いんです。

駐車場と庭が同じ面なので、
室内の窓から眺められる庭を作るにあたって、車が目に入ると生活感がでてしまって庭が台無しになるんです。

南に大きな解放感のある窓を作るんだけど、車は隠す。こんな感じの庭をつくる必要があります。
今回は結構奥行があるのでなんとでもなりそうです。

現在、室内はこんな感じです。
今回外部に面する建具は玄関と勝手口以外は木製建具がありません。

私の設計において、庭に面する外部には木製の建具を使うことが多いのですが、今回は90歳のお母さまが開閉しやすいように、木製建具ではなくサッシの開口部を選びました。

既成品のサッシではあるけれど、納まりなど細工をすることによって既成品感のない自然な空間を作っています。

現在建築工事費が高騰しているので、既製品を使いながらうまく空間をつくることは今後必要になってくるのでいい機会だなと思います。

いつも現場に行ってこうして写真を撮るのですが、
私が写真や現場を見て確認する点として、
床から天井の高さと勾配の上がり方がバランスよくなっているか
図面で描いてる寸法と実寸が合ってるかどうか。

毎回微調整をしながら、心地よい寸法を確認しています。

細かい話をすれば、窓の上にある壁も間延びしない又は小さすぎて窓の存在が出すぎてない寸法になっているか?
窓と壁の関係性を違和感ないものにする。

などなど、すべてにおいて違和感のあるところは作らない。
これ大事。

奇を衒うことをするなどの足す作業をしなくても、こうして違和感のあるところを作らないといった基本を忠実に守ることを意識しています。

ちょっと話それましたね。
また2週間後にくるのですが、より進んでいるんだろなと思うと今から楽しみです。