中庭を取り込む住まい 擁壁工事

いよいよ新築工事が始まります。

といってもまずは、敷地に高低差があるため、擁壁工事から。

擁壁というのは、皆さんに分かりやすいのは堤防やトンネルでしょうか。

高低差がある敷地で、建物とカーポートの地面の高さが異なるので、境目のところに土留をする工事です。

地味だけど、重要なんです。

みなさんもご存知の通り、天災による土砂滑り、地盤沈下など、自然の力はとてつもないパワーなんです。

・土圧を考慮し、鉄筋の入ったコンクリートの擁壁を検討する。
・水圧も考慮し、擁壁で水がせき止めないように水を逃がす手段
などなど

土、水、風 

なかなか難しい。

以前に、目のあたりにした光景なのですが、
敷地の隣に水路があり、水路と敷地を留める擁壁が昔によくある、簡易できな擁壁で、
擁壁から1m下がって建てられたお家が沈んでしまっていたのです。

皆さんもTVで見たことがあると思いますが、ビー玉を置くと勢い良く転がるくらいに傾いていました。

これを修復する工事はかなり大掛かりです。

何が問題だったかというと、わかりやすく言えば、擁壁と建物の基礎のバランスが悪いんです。

基礎や地盤補強もそうですが、地盤を扱う工事は一つ間違えば、致命的になります。

山側によくある、眺めの良い高低差の大きい敷地に住みたい方多いんじゃないですか?

敷地内だけでなく、お隣の土地が下がっていたら眺めもよく、光も風を入るのでいいですよね。

でも、高低差を解消する工事には充分気をつけるようにしてくださいね。