最近は引き籠って図面を書く日々が続いていて、少し解放されたい感がありますが・・・
陽のあたるとこに出ないといいアイデアも出てこない気がしています。
さて、さて。
基礎工事が進んでいるのですが・・・
いつもと違って高低差がある基礎工事なので写真を見るだけで面白いです。
施工する方は大変かと思いますが・・・
当初お施主さんから土地を紹介された時の最初の印象は、「どうしよ」だったようにも思います。
一部えぐったような高低差があり、正面にはマンションもあり、
草もかなり生えてて敷地の中が ジャングル 状態で入れなかったです。
建てるイメージをするのが難しかったです。
完成した家だけを見ると、地に家が建っているしか感じないと思うのですが、お施主さん、私、施工者にとっては出来上がった時は感銘深いものになるのではと思っています。
私はどちらかというとイケイケタイプではなく、不安を抱き、深く悩み確実なものにするために慎重に練る感じで、
楽しんで設計するというよりも、期待に応える重圧を早く解消したいという想いでやってます。
ちょっと夢を壊す発言かな・・・
昔、私の好きな左官屋さんの挾土秀平さんがTVに出演されていて、
「臆病であれ」と言っていたのが印象的で、怖いからこそ何回も試行錯誤考え慎重にできると言ってました。
私もそんな感じでしょうか。
毎回私を選んでくれたことを念頭に置き、妥協はせず、お施主さんの顔色も見ながら期待以上のものは最低限造れるように励んでます。
ちょっと話それましたが、
この土地は費用を度外視すれば、高低差を利用して、地下室などを造って高さを違い違いにして空間をおもしろいものにできる感じかなと思うのですが・・・
土工事・よう壁工事などは費用がかさむことはわかっていたので・・・
まずは正面の土をどうするか、アプローチをどうするか?
よう壁工事を全くせず30度の法面の土でなんとかならないかなど
よう壁を最小限度にすることを検討し、そこをある程度クリアした上で建物の検討をしました。
もうこの時期は懐かしい感じがしますが
こうして本体の基礎が始まり形が見えてきて、この地に家が建つ実感みたいなものが湧いてきたようにも思います。