構造材や造作材(建具の枠など)には針葉樹の杉や桧を使っているのですが、針葉樹とまた違った重厚感のある広葉樹などを部分的に 使うと家がとても引き締まります。
今回は、 窓際の腰掛け、キッチンカウンター、TV台に使う広葉樹を選んできました。
木を選びにいく目的として、
木は自然のものなので、いろんな樹種のいろんな表情のものが、その時その時あるものが違っていて、旬なものを選べるのが楽しい。
今、北海道産のカバ材がいいの入ってるよと教えてくれたので、見せてもらいました。
キレイな材だな。使いたいなと思ったのですが・・・
厚みが大きいので、今回使うには歩留まりが悪いので断念しました。
その他にもなら材、栗、桜など様々なものがありましたが、家にイメージとして
当初から考えていた、ホワイトオーク材の3.1m材があったので、それにしました。
沢山の山から好きな目のものを選べるので、嬉しい。
素人的なことを言ってしまいますが、木材が仕上がってない荒材の時って、出来上がった時のイメージがわきづらいんですよね。
今回少し削ってくれるとのことで、
表面を少し削るだけで、うまれかったくらい綺麗な表情になりました。
少し感動的でもあります。こんなに変わるものなのか。
一件表面的には地味で到底キレイとは言えない材が少し削ると、とても美しい表情をもっている。 私の好きな感じです。
私の主観ですが、あまり自分を見せることに特化せずに、地味に黙々と仕事をこなしてる人が、実はいいものを持っているってのが私は好みです。
そういう方と仕事をするととても楽しいんですよね。
飽きる自己主張がないというか・・・
濁りがない感じがします。
3枚接ぎにしてもらって、現場入りしてくれました。
大工さんが取り付けて、この木がイキイキとした表情でお施主さんが座ってくれるのを楽しみにしてます。