庭完成 四日市の家 


四日市の家、庭が完成しました。
建物は三月にお引渡ししていたのですが、手の込んだ石のアプローチが残っていたんです。

今か今かと待っていたのですが、合間をぬぐって地道な作業をやってくれました。
この量の自然石を一個一個はまるように加工して並べるって結構な手間だったと思います。
いいものを作ろうと励んでくれる方と一緒に作り上げることは、仕事を超えた喜びを感じます。
緑と石で家がこんなにも表情豊かになるもんかとびっくりしています。

仕事で疲れて帰ってくるご主人さんが仕事のスイッチを切るには充分すぎるアプローチではないかと思う。(車だからアプローチ通らないのかな?)
また、毎日料理をする奥様にとっても庭を眺めながらできることで、毎日のマンネリ化しそうな家事も少しでも楽しんでもらえるのではないかと思います。

必ずしも、生活する上で植栽は必要ではないように思えますが、人が暮らすに当たって、精神的な安らぎは必要不可欠ではないかと思う。
季節ごとに表情を変える緑やその影には飽きもこないし、つぼみや葉や花で季節のおとづれを感じることもできる。

取り組んでくれる職方のみなさんが取り組んだ仕事がより表面にわかりやすい形でお施主さんに伝わり、直接癒しになるような設計をしていくことができたら、みなさんのやりがいのある仕事にできるのかなと思ったりします。
建物が完成したときにも感じましたが、今日もあらためて、庭師さんはじめ、製材し木取してくれた方々、大工も、左官屋も板金屋も電気も水道も皆の仕事が相乗効果になりいい家造りになったなと思います。

ありがたい。