土壁造ホタルの家1年ぶりに訪問

「ホタルの家」竣工して1年ぶりに訪問しました。

いつものように能勢電鉄の終点「妙見口」まで電車で行ってきました。
トンネルを抜けると都会から一気に田舎に変わる瞬間が見れて、なんだか幼い頃に過ごした田舎にタイムスリップした感じが心地良いんです。

終点「妙見口」付近になると妙見山へ登山に行く人たちしか乗ってなく、観光地にきた気分も味わえて休日モードです。
駅に降りると、周りには観光客が多いこともあり食堂が立ち並んでいて、工事中もよくここで昼食を食べてました。

工事中によく行っていた食堂を入るなり、一年ぶりだったんですが「○○さんところを建てた建築士さん久しぶりだね」と声をかけてくれました。
顔を憶えてくれていることと、気さくに声をかけてくれるこの感じは人見知りをする私にとってとても嬉しいことでした。

駅からとぼとぼ5分くらい歩くと、外観が見えてきて、煙突から煙が出てるのがみえました。外観は竣工時とほとんど変わってないんですが、アプローチが新たにできてました。
お施主さんが趣味で地道に庭を作っていきたいと話されていたので、自ら合間をみて作ったんだと思います。
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インターフォンを押すと奥様が笑顔で出迎えてくれました。

1年間過ごしてみてどうだったか、お話を聞いてみたのですが、
夏は風が通るのでエアコンをまったく点けなくてもいいので、光熱費が随分安く上がってるそうです。
しかし、冬は-5℃くらいになる時期がありとても寒く、薪がけっこういるので1月2月は月3万かかるといってました。
薪ストーブの温度を200℃くらいに設定しないと家全体は暖まらないと薪ストーブ屋さんが説明してくれていたのですが、そうすると薪がすぐになくなるので、常に200℃にはできないそうで、エアコンを併用する時もあるみたいです。

この地域ではプロパンガスを利用して暖をとってる方が多いらしく、プロパンは結構高くて、冬の光熱費はかなりかかってるみたいです。
お施主様の家は薪ストーブを利用したのでプロパンを使うのは、ガスコンロと給湯器だけなのでご近所ほど冬の光熱費は掛かっておらず、一年を通すと、光熱費は安くてすんでるみたいなのでホッとしました。

お子様がもうひとり増え3人になったことで家の中が片付かないみたいですがとてもキレイに使ってくれてました。
もとからモノをあまりもたない主義のご家族で、家づくりの際でも収納はほとんどつくらず、下駄箱、食器棚、キッチン収納も造ってないんで心配しましたが最小限のものである程度おさまってました。
あまりびっちり収納せず、気取りすぎず程よく雑多にものを置く感じも私は好きです。
とにかくモノがほかの家族と比べて圧倒的に少ないんですが、持ってるものはけっこういいもの多いんです。
自分たちの価値観をしっかり持っている感じで、意味のないものを思わず買ってしまう私にとってはとても勉強になります。
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蛍が出る時期は6月のほんの短い期間しか見れないみたいですが、とても綺麗だそうで、来年はぜひ一緒にと誘ってくれました。
四季それぞれのベストポジションがあるみたいで、「自然に包まれたくなったらに遊びに来てください」といってくれました。

最後にお施主さんに「自慢の家です」と云って頂いたことがとても嬉しかったです。

いつも施主さんに励ませれいい家づくりができてるんだと思います。
さあ、また新たな家族の家をがんばろうー。
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