かりゆしの家 訪問

訪問ブログが3回連続続いてますが、今回は半年前に竣工した神戸北区の「かりゆしの家」へ行ってきました。
この住まいはちょくちょく行ってるのですが、じっくり見る機会があんまりないので、今回は細かいところを見てみました。

あと、どんな感じでキッチンを使ってるのかとか実際に生活している姿を見て勉強しようと思いました。
まずは、モミジが紅葉してました。


改まって考えると、家の庭でモミジの紅葉が見れるのはとても贅沢ですね。
ドウダンツツジも真っ赤に染まってました。
花や実の華やかさもいいですが、葉が紅葉するのもいいですね。
実際に住んで、毎日目にする緑の葉が紅葉したりする季節の変化を感じれるのはいいもんですよ。

朝食にハンバーグを作ってくれたのですが、どんな感じで作ってキッチンを利用しているのかチェック。
4人分の食事ですが、作ったものを置くスペースとして負担ないスペースかなと。

家具屋さんが作ってくれたダイニングテーブルのナラ材にハンバーグ。
毎日作ってもらえるって普通のことの様でありがたいことでもありますね。

キッチンの裏はこんな感じ。
キッチン周りのお皿などは引き出しの中へ充分入るので、この棚には気分を向上させる置物が。
オシャレに決まってますねー。
家の中に置くものを選んで買う楽しさって愛着を持つにはとても大切なことかなと思います。

昼からはお子さんも帰ってきて、元気に走り回ってました。
手間に写ってるのは工務店兼この家を作った大工の沖本さん。

この写真でもわかる通り、自分の家でもないのにこの落ち着きはなんでしょう(笑)
私も人のこと言えないくらいにリラックスしてました。

外の縁の天井が一部窓際の天井とつながってるのがおしゃれでしょー。
ひいて見たときに見えないのがミソで、
あっさり見えるのだけど、近くに依ると凝ってるって感じが狙いです。

このリビングダイニングは南に面していて、1mくらいの縁があって軒が2mくらい出ているのですが、
11月の日射が欲しいこの時期に室内に写真のとおりこのくらい取り込めます。

軒がもう少し浅いともっと日射は取り込めますが、このくらいがちょうどいいかなと思っています。
この地はとても寒い地域なのですが、まだ暖房もつけてないみたいでした。
充分に断熱材も入れたし、気密できるところはしてもらったし、この造り付けの木製建具も障子などでカバーできていると思います。

小上がり畳は大きなソファーみたいなもので、気軽に座れる大きなスペースって日本人の暮らしには必要なんだと思います。

フローリングだと、直に座るには硬さと冷たさでラグなどを敷きたくなるのですが、
畳だと柔らかいし、温かいので利用しやすいと思います。

ちょっと存在感ある栗の柱とそぎ落とした鉄骨の階段がいいバランスになってるなと写真を見て思いました。
些細なことなのですが、細かい感覚も見落とさないようにと思ってます。

夜の障子は風情があっていいもんですね。
さあがんばらないと。