「土壁の家は冬ほんとうに寒いのか?」 大阪で一番寒い地域
竣工して1年「ほたるの家」お施主さんのご厚意により
1/24(土)13:30から「土壁体感見学会」を行うことになりました。
能勢電鉄 終点「妙見口(みょうけんぐち)」徒歩5分 車置ける場所は若干有り(大阪市内から車で30~40分箕面新町経由)
「ほたるの家」は大阪府豊能郡ハイキングコースで有名な「妙見山(みょうけんさん)」の麓にあり、山に囲まれていて、のどかで眺めがいい田舎町です。
田舎ではあるけれど、川西能勢口から能勢電鉄を乗り換えれば、市内からでもそれほど遠くもなく、その上駅からも近く、車でも大阪市内から30分~40分くらいで行ける距離にあるため便利なところでもあります。
春になると、桜が咲き、夏になるとホタルを観賞でき、秋には紅葉、冬は・・・雪かな。
冬になると、氷点下を下回る日が続き、かなり朝晩は冷え込みます。
そんな田舎町に「ほたるの家」土壁の家を設計させて頂き、昨年2月に無事完成し、約一年生活されました。
家の周囲には建物がないため風もきつく、去年の工事の際は雪もかなり降っていて、水道も凍ってしまうくらい寒かったです。
「ほたるの家」は壁はほとんどなく、天井も吹き抜けているオープンな間取りとなっていて、その上、外気に面する部分には景色を眺めるため、大きな開口部、FIXガラスが入っています。
暖房も、薪ストーブを1つ。
薪ストーブ一台で家全体の暖をとるようにしています。
「土壁の家は夏は涼しくて快適だけど、冬寒いから」という声をよく聞きますが、果たして寒いのか?
もちろん、暖かいと確信してるので、体感見学をするのですが、ではなぜ暖かいのか?
・昔の土壁と違って、土壁の外に断熱材を充填して断熱性を高めている。 詳しくはこちら
・土の蓄熱を利用している 詳しくはこちら
・ファンを利用し熱を循環させている
・土壁がやせても建物と隙間ができないように、ちりしゃくりや建具周りには防寒しゃくりなどを入れ、気密性確保している。
本当に暖かいのか実際に体験して確認してください。
また、薪ストーブの体感もできるので貴重な体験だと思います。
薪ストーブの扱い方、ガス・電気と比べてとランニングコストはどうなのか?どんな木を使えばいいのか?などお話したいと思います。
我ながらいい企画だなと自負しています。
家は出来上がえってすぐに見るのもいいですが、実際に四季を通じて住んでみてどうなのか?を住んでいる人に聞くことはとても家づくりをする上で参考になることだと思います。
とても貴重ですのでぜひご参加ください。
施主さんが住んでいるため、人数は限定したいと思います。
おそらく、すぐに埋まると思いますので、お早めに申し込みお願いします。
定員になり次第閉め切りさせて頂きます。
一般の方を対象になっていますので、一般の方を優先させて頂きます。
ご了承ください。
その他の特徴
●昔懐かしい「三和土(たたき)」土間を玄関土間に
玄関の土間は今はあんまり見ることができない三和土(タタキ)。
セメントがなかった時代に使われたもので、なぜ「三和土」と書くかというと、土、石灰、にがり3つの素材を混ぜわせて締め固めるために何度も叩く(たたく)ことからきたらしいです。
施工の様子を少し撮ってみました。
ほんとに叩いてます(笑)
詳しくはこちら
●夏に蛍が観賞できる屋根付きの縁
敷地に隣接してる川には、毎年夏には蛍(ホタル)が 川に面して座りながら観賞できるように縁を設けました。屋根もついて、建具を閉まい込めば、ダイングとの続き間にもなるので、屋外で食事も楽しめるようになっています。
>>やっぱり縁が欲しい
●庭と室内を繋げる全開口できる木製建具と家全体がワンルームになる引き込建具の利用
「部屋を区切らず、色んな用途で使いたい」というご希望もあり、必要な耐力壁を確保した上で、引き込める建具を多様しました。
中途半端にせず、すべての部屋を開放でき、家がワンルームになるようにしていますので、面白い空間になっています。
お申し込み後場所等の詳細を送らせて頂きます。
※事前にご予約頂いた方のみご参加頂けます。当日の飛び込み参加はお断りさせて頂きます。
※現場保護のため、小さなお子様にはご配慮をお願い致します。