本当に必要なもの

家づくりにおいて、お客さんから学ぶことが多いです。

一つわかりやすい影響を受けた点として、
アパレルの店員の方やアメメカジの好きなお客さんが続いたこともあり自らの服装も若干変わりました。

服を買うにあたって、以前は店に行って直感で気に入ったものを選んでいて、素材や洗濯のしやすさ機能面はほとんど見てなかったように思います。「ファッションは我慢だ」という時期も若い時にはあったように思います。
そのため、気に入ってるうちは着ていたのですが、日常となると続かずものだけが増えるようになっていました。

私のアパレルや服好きのお客さんは服をとても大切にされていて、よく知っている方でした。
服はデザインだけでなく、素材や 縫製 など着心地、暖かさ、洗濯のしやすさのためへのこだわりがあることを知りました。

そのこだわりを聞いているうちに少し私も服へのアプローチが変わってきました。
もう一つ、あるキッカケでものを大量に始末しないといけない経験したのですが、
その時の「捨てる」手間がとてもきつくて、多くものをもつことへの抵抗感が強くなってきました。

多くのものを買いそれを置くためのスペースを作り、その置くためのいろんなアイテムを買い、多くのものを捨てる。
なんか無駄なことをしてるなと感じたのです。

「一生使えるものだけを買おうと」そのために吟味して買うようにしようと思いました。

暖かいもの、涼しいもの、着心地がいいもの、作りがしっかりしたもの、防風性、吸放湿性、環境にやさしいもの

あらゆる機能面を満たした上で、
見た目も精神的な満足を得るためには大切な要素なので、自分の好みのものを選ぶようにしています。

気兼ねなく長く使えるものこれは何か家づくりと同じだなと感じました。
いいものを見つけ、愛着をもって一生使っていく。
無駄なことや無駄のものを持たない。(私もそうですが、物欲で満たされることもあるのでほどほどにゆるく)

一生大事にしてもらえる家づくりを心掛けてやっていこうと改めて思っています。