「浜風が通る家」泉大津
お盆明けにいよいよ上棟です。
今回、構造材は高知県ゆすはらのものを使っています。
なぜ高知県のゆすはらの木をと思うかもしれません。
高知県のゆすはら森林組合さんはFSC森林認証を取得されているんです。
FSCって?
国際的な審査機関である森林管理協議会(FSC:本部ドイツ)のもと、環境に配慮した適切な森林管理をされていることを認証した制度です。
木を伐採し、その後そのままにするのではなく、次の世代のために植林をし、循環させることで、持続可能とし、山を守ってくれているのです。
日本でも山林地区の過疎化や高齢化が進むことで、林業経営ができず山が放置されていたり、木を伐採した跡地がそのままの状態にされることで、土砂崩れなどの原因を引き起こしている山はたくさんあるのです。
ちょっと固くおもい内容ですね。
なかなか都会にいる私たちは、家の木って実際に山で何十年も育ったものって認識しづらいですよね。
もともと、四角い材として見てしまいます。
山師さんが世代を超えて、何十年も手間ひまかけて、手入れをして木は育ってくれているのです。
その時点から家作りは始まっているんですね。
ゆすはら森林セラピー
都会の中でも森の中にいるような自然を感じれる家づくりにしたいと思っています。
そのためにも素材はとても大切な要素で、木は木材となっても呼吸してるのです。
そして、年数と共に色合いも変化し楽しませてくれる。
やっぱりたくさんの背景があるってとても充実していて愛着もわいてきます。
その背景を大切にし、大事に素材を扱いそれを活かし、住む人へ届けることが私たち建築士の責任なんだと思います。
9月13日にゆすはら町森林組合さんの森からとれたFSCの木の構造見学会をさせて頂けることになりました。
詳しくは→9/13(土)完成時には見れない構造見学会(泉大津)のお知らせ
完成するとたくさんの杉や桧の木は隠れてしまいますので、この機会にゆすはらの木を見てください。
実際に山で50年間育てられた木からできたものです。
下記フォームからもお申し込みできます。
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