この度2/26(土)27(日)三重県鈴鹿市で完成見学会をさせて頂けることになりました。
am10:00~16:00までの一時間単位での予約制とさせて頂きます。
申込みメッセージ欄にご希望のお時間を明記してください。
場所 三重県鈴鹿市
東名阪自動車道 鈴鹿ICから車で10分
※お申し込み頂いた方に見学会の詳細及び地図を送らせて頂きます。
できるだけ少人数でのご見学にするためご希望のお時間がすぐに埋まってしまう恐れがありますので、お早い目のお申し込みよろしくお願いします。
※家づくりをお考えの方を優先させて頂きたいので、建築関係の方はご遠慮くださいますようよろしくお願いします。
家づくりについて
鈴鹿市は行く前のイメージでは鈴鹿サーキットや遊園地などがあるので、にぎやかなところなのかなと想像していたのですが、
実際行ってみると、高い建物がなく一面空がきれいに見えるような田園風景でした。
この喉かな地で、ご夫婦2人の住まいを手がけました。
お施主さんは以前に四日市で建てさせて頂いた住まいの見学会に参加してくれたのがきっかけで選んでくれました。
当初は土地を探していたのですが、結局ご両親の土地の畑の一部を利用する形になりました。
最初の関門として
市街化調整区域であり農地であった土地を農転により宅地にし、都市計画法43条の建築許可を受けました。
私がプランする上で大事にしたこととして
とてものどかな地だったこともあり、庭も含めて周りの風景と調和すること。
できるだけ無駄を省いて、コンパクトにすること。
自然素材を吟味しお施主さんの趣味趣向に添わしものを利用すること。
家事動線が明確で、家事がしやすいように。
でした。
平屋の25坪のL型のシンメトリのシンプルな形状になりました。
軒は4周同じに高さになるように、寄棟とし1mの奥行きを出しました。
いつも心がけていることとして、奇を衒うようないびつな形やものを使わず、長く飽きのこないようにしておくようにしています。
ただシンプルなだけだと空虚な感じにもなるので、
軒の高さや室内の高さ、奥行きなどディテールはシビヤに捉えてきれいになるように心がけました。
そうすることによって、庭の植栽がよりきれいに見えたり、使いやすかったり、無駄が省けたりできるので。
「どうなってるかわからないけど、綺麗でシンプルな家ですね」
と言われるのが一番うれしいです。
今この記事を書いているときはまだ、仕上げ工事の途中ですが、
南からの日射を取り入れたとてもいい家になったと思います。
木、土、緑、石など
色んな素材をふんだんに使いそれをうまく調和させれたと思います。
実際に写真だけではわからない空気感を現地で感じてもらえたらと思います。
国産材を使う
基本仕様として、構造は国産の杉と桧を使っていて、
土台などの床下廻りには水に強い桧、その他は杉です。
軒の垂木はそのまま見えてくるので、とてもきれいな節の少ない杉を採用しています。
素材
今回の内装のメインはクロスの上からローラーで漆喰を塗るフェザーフィールです。
少し落ち着かせるために薄いグレー色を採用してます。
今はまだ完成してないのでどんな感じになるか今から楽しみです。
少しアールになったフェザーフィールの天井とお客さんのご希望のラワン合板の天井とがマッチするように工夫してますので、そのあたりも注目してください。
あと、写真の右側には南に面した三連の窓があり、いつものように窓際には腰掛があるのですが、
今回は畳を敷いてます。
ちょっと今回は土壁の内装でないので、いつもより垢ぬけた感じになってるんですが、
ここに畳と障子を使うことで、少し和の要素を足してます。
どんな感じになるか楽しみの一つです。
最後に
写真などで施工例を見ることでなんとなく建ててる建物を見てもらうことはできますが、
杉の床の温かさ、土壁の心地よい空間、木の美しさなど素材からくる質感を皆様に感じてほしいと思っています。
ですので、家を建てる建てない関係なく、ご興味がありましたら、空間を体感してほしいです。
それで今後の皆様の暮らしが少しでも快適になり、家族が楽しく暮らしてもらえたら幸いです。
心よりお持ちしています。
フロー一級建築士事務所 水谷