床座のプラン

現在プランを計画中のご家族とお客様宅で打ち合わせをさせて頂きました。

現在の暮らしは、丸の座卓いわゆるちゃぶ台を利用して食事をされていました。

気になったのが、奥様が料理している時とちゃぶ台に座っている時の目線の違いです。
常に奥様の足しか見えなかったような・・・

そして料理を運んでそれを座卓に置くのにちょっと高低差がありすぎて大変だなと感じました。

昔は畳の間で座って、ちゃぶ台で食事をし、ちゃぶ台を動かしてそこに布団を敷いて寝ていましたから床座の生活は日本人らしいと思います。
でも昔のキッチンは土間だったというのが今と違うのかなと思います。

今回も一度お客様とお食事をご一緒してなんとなくピンときました。
奥様がとても料理が上手で、旦那さまはお酒好き。

美味しい料理をおなかいっぱい食べて、お酒を飲んでぐたーとして寝るのが至福の時のような。
そして、寝ころびながら好きな緑を見る。
すいません・・・勝手な妄想ですが・・・
床座は私も好きで、気軽に寝ころべるのがいいかなと。

今回この住まいにおいて。
今ある座卓を利用して床座のダイニングとする。
奥様が料理をしやすい環境をつくる。
床座のダイニングと料理するときの目線を緩和させる。
寝ころべる環境を良くする。
借景を意識する。

こんな感じでどうかなと。