兵庫県建築士会阪神支部青年会さん主催の中村好文さん講演会に行ってきました。
中村好文さんは私の大好きな建築家のひとりで、以前私が設計させて頂いたお家のお施主さんも中村好文さんのファンでしたのでお誘いして一緒に行ってきました。
会場は遠藤新さん(フランクロイドライトさんのお弟子さん)設計の旧甲子園ホテルで、私の家から徒歩10分のところにあり、しかも旧甲子園ホテルの向かいの家が同級生の実家なので、普段から外観は見慣れているところなんです。
でも、建物の中には今まで一回しか入ってことないのですが。
普段は何気なく見ている建物なのですが、改めて見るとやっぱりすごい建物だなと再認識しました。
縦と横の線が綺麗で、幾何学が好きな私にとってはツボです。(笑)
さて、会場に入るといきなり好文さんがいてました。
お施主さんは好文さんの著書を持ってきていたので、それにサインしてもらってました。ラッキーです。
講演会の内容は、設計された建物の事例をもとにクライアントさんとどのように取り組んでいったかなど建物づくりの過程のお話でした。
終始やわらかい雰囲気でお話され、クライアントさんと一緒に建物づくりを楽しんでらっしゃるのがわかりました。
とても勉強になるお話でした。中でも1番印象に残こったことは好文さんの自然体の姿かな・・・
住宅って生活には欠かせないもので、人と関わり合いが深いものです。
お施主さんとどれだけ信頼しあいながら密な関係を作れるかが「いいものをつくる」上で最も大事なことだと思います。
そのために、自然体でお施主さんと接することが大事じゃないかなと思います。
自分がいいと思うこと、違うと思うこと、間違っていたことすべてフィルターをできるだけ通さず話せる間柄を作れるかどうかなのかな。
いい一日でした。