こんにちは、水谷です。
先日、友人の手掛けるマンションリノベーションの見学会に行ってきました。
家具デザイナーさん・お花屋さん・木材屋さんとのコラボ。
おしゃれな家具・小物・綺麗な緑、色とりどりの木があって、いい空間になっていました。
駅から迷いながら歩いたせいもあって、汗だくで訪れたのですが、室内に入った瞬間、南北に抜ける風を肌でしっかりと感じることができました。
マンションって、ほとんどが、玄関側・ベランダ側の2面しか外部に接するところはなく、限られた空間の中で、LDK・洗面・トイレ・浴室を配置させなくてはいけない。
そうすると、どうしても、間取りも閉鎖的になってしまいがちで風を通すこともむずかしくなるんですが。
引き込み戸をうまく利用し、全体を開放でき、玄関からベランダに抜ける風の道ができていました。
南に面したベランダのあるLDKを核として、水周り・玄関・北和室へのアプローチ動線がうまく取られていて、その上、3つを結ぶことで回遊性のある空間に。
設計の工夫でマンションでも自然を感じれることできると確信しました。
床の杉のフローリングのほかに、キッチンにはシナ・配膳台には、タモ、名栗の大黒柱、洗面カウンターのメープルなど、たくさんの樹種の木を使っていました。
施主さんはこれらの木の経年変化を楽しんで暮らしていくのだろう。
見学会とは思えないくらいスタッフもお客さんもリラックスしていて、私もいつのまにか、家具屋さんのテーブルで皆さんとケーキを食べていました。
知人の家に遊びにきたような感覚でした。
お施主さんとの関係がいかに良好なのかがわかります。
いい勉強になりました。