こんにちは、水谷です。
先ほど書いたブログが消えてしまいショックです。
さておき、中庭のある家が上棟し、床下の配管工事がはじまりました。
給水・給湯の配管は近年では、サヤ管ヘッダー方式というものになっています。
青と赤の管の中に樹脂系のポリブデン管が入っており、そこに水が流れます。
従来の配管は枝状に各水栓まで配管していたのですが、このヘッダー方式はヘッダーの部分から各水栓まで単独で配管しているので、水を同士に使用しても、均等に水が供給されます。
また、継手を設けるのはヘッダーの部分だけなので、万が一水漏れとなると、この部分しか考えられないので、ヘッダーの上部に点検口を設けておけばOK。
今はほとんど水漏れってなくなりましたよね。
屋根工事も進んでいます。
屋根はよく使う、ガルバリウム鋼板。
最近よくガルバリウムのことを聞かれるのでうが、ガルバリウムとは、鉄板の表面に、アルミ55%と亜鉛45%を溶融メッキしたものです。
昔トタンってありましたよね。
写真の古びた感じが好きなんですけど。
みなさんのトタンの印象は「錆びる」ですよね。
錆びて、建物に支障がでれば問題です。
トタンって、鉄に亜鉛メッキしたものなのです。
亜鉛メッキは酸化しにくいため、鉄の錆びやすさをカバーしてくれます。
しかし、亜鉛は水に溶ける性質のため、長く雨にさらされると亜鉛層が薄くなって鉄が錆びてしまいます。
ガルバリウム鋼板はその欠点を補うために、付着度の高いアルミとの合金とすることで、亜鉛層が流れにくくしてあるんです。
それでも、亜鉛層が薄くなるので、30年後にはやはりメンテナンスがいると思います。
私の近所にあるリニューアルした甲子園球場の屋根にも使われているみたいです。
今回の屋根はガルバリウム鋼板立平葺きで、トップライトが3つついているのですが、これは半外部のバルコニーと北面の下屋の洗面所に明かり取りのために設けました。
屋根に窓って、雨大丈夫?って思いますよね。
そうなんです。家にとって一番怖いのが水で、
建物の内部に水が漏れると、早期に対応しないとカビは生えるし、いいことひとつもないんです。
水って針に糸を通すような小さい穴からでもどんどん入ってくるのでどこから漏っているのか確認するのもけっこう大変なんです。
ですので、トップライトをする際は何重にも防水対策をして、施工をしっかりとしないといけません。
できれば、メンテナンスが容易にできるところにだけ天窓を設けるといいでしょう。
天窓は壁に付ける窓の3倍の明るさがあり、方位関係なく明りを取ることができるためとてもいいものです。
夏になるととても熱くなるために、ガラスの性能を上げるか、できれば直射日光が入らない北面につけるといいと思います。
また、天窓を開閉式にすると、こもった空気がぬけ、風が通りやすいので、オススメです。
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