さて、現在進行中のお住まいですが、
年末年始の正月の休みをコンクリートの養生期間になるように、工事を進めてきました。
建物とカーポートの擁壁を同時に作業しているのですが、
今回は年末までの建物の基礎の様子をレポート。
まずは地中基礎のための土の掘削作業。
これはこれといってコメントはないのですが、以前にお話した、設計GL(地盤面)の高さの高低によって、土の掘削処分の量は変わってきます。
掘削、処分費が発生するので、出来るだけうまく設定することで、無駄な費用は省けます。
また、水の流れは、高いとこから低い所へ流れるので、できるだけ地盤は上げるほうがいいです。
しかし、無闇に地盤を上げてしまうと、かえって土を新たに入れなければならなくなったり、敷地と建物の高低差が有りすぎて、外部の階段や玄関土間と建物内部の段差に影響してしまう場合もあるので、適切な高さの設定は必要です。
また汚水・雨水などのライフラインの高さも気をつけて。
掘削が終わると、基礎の底部に砕石を敷並べていきます。
写真にあるように、しっかりと転圧する必要があります。
砕石を敷き詰めたあとは、地中からの湿気が上がってこないように防湿シートを張ります。
下の写真のとおり、地中の湿気はかなりあるので注意。
引き続き、内部の基礎の位置を墨で出します。
その後、その墨の位置に鉄筋を組み立てていきます。
今回の基礎はベタ基礎といって、土台のあるところの立ち上がりの基礎と底部を一体にしたものです。
まずは底部のコンクリートを打ち、その後立ち上がりのコンクリートを打ちます。
(一体に打つ方法もありますが、いろんな見解の末今回は2度打ちです)
一回目のコンクリート打設。
土間部分のコンクリートを打ちます。
生コン車からでる生コンクリートをポンプを使って流し込みます。
上の写真の右の人は何をしているのかというと、振動機を使って、コンクリートを締め固めています。
そうそう、コンクリートの強度、柔らかさは凄く重要なことで、現場で確認します。
この話は長くなりそうなのでとばします。
とにかく、コンクリートの素材もしっかりと。
上の写真は土台がのるところの立ち上がりコンクリートの型枠の工事です。
基礎と土台を繋ぐためのアンカーボルトも今のうちに設置しておきます。
上の写真で型枠から少し頭がでてるのがアンカーボルトです。
アンカーボルトを設置した後、2回目のコンクリート打設です。
ここまでが年末までの工事です。
コンクリートを養生させて、年始早々、型枠を外し完了です。
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