「25坪の家」にお施主さんが住まわれてからはじめての訪問です。
昨年3月に引越しされたので、あれこれ4ヶ月経ちます。早いもんですね。
お引越しされてから、一度もお伺いしていないので楽しみでした。
完成見学会の時に来てくださった方にも
『「25坪の家」とは思えないほど、ゆったりとした空間だけど、納戸も2帖だけで大きくないし、引越しして、モノが納まった状態がみたい』と仰っていました。
私としては、計画時にお施主さんと収納するモノをあらかじめリストアップし、モノが入る寸法の収納を検討し、部屋内の空間にモノが溢れないように計画したので、引越し前の状態と変わらない空間ができてることを期待してました。
訪れて見ると、引越しする前と同じくらいのゆったりとした空間が保たれてました。
収納上手な奥様によって、収納スペースにはびっしりとモノがキレイに並べられ、部屋には余計なものは一切出されていませんでした。
お皿一枚分の奥行30センチの食器棚にはすっぽりおさまっています。
大抵どの家でも雑然としがちなキッチンも、造り付けの配膳台に計画の通りに、レンジ・炊飯器・ゴミ箱などもキレイに納まっていました。
使いづらい吊り戸棚はつけずに代わりに窓を大きく取り明るさと庭が見えることを優先したんですが、キッチンの下に収納できるスペースを設けたので、吊り戸棚はなくて正解だったとのことです。
子供部屋も小さいですが、机、ベット、ソファーなど無断なく程よい空間になってました。
小さくても、モノを外にあまり出さず、きっちりと収納することで、生きた空間になっていました。。
ダイニングテーブルで施主さんと住み心地について、お話していた際、南から入る風がとても気持ちよく抜けてました。
南北に窓を通すことで通風が確保できたのだと思います。
夕方になると、南窓から、角度の低い西日が入ってくるのですが、断熱ハニカムブラインドを直射日光の当たる部分まで下げると、簡単に日差しは回避でき、熱もこもらないので、快適でした。
北西にあるご主人さんの部屋は、南の吹き抜けを介して光が入ってくるため、明るい部屋になってました。写真撮り忘れました･･･。
やはり、空間は大きさではなく、質と確信した一日でした。
