そとん壁

今回はよく使ってる外壁の自然素材「そとん壁」をご紹介します。

そとん壁の原料はシラス(白砂、白州)といって、鹿児島県湾北部の「あいらカルデラ火山」の噴火によって発生した火砕流が堆積されたものです。簡単にいえば火山灰です。

特徴として、高温での熱処理によって焼き固めたもので、着色もしていないので、紫外線や風雨といった自然環境に対して、退色・劣化がほとんどありません。

下の写真は合成樹脂のリシン吹き付けという外壁材で、比較的安価のため、一般的に使われている外壁材です。

合成樹脂の外壁は10年くらいで、色が黒ずんで劣化していくので、その都度塗り換えなければいけません。

そとん壁とリシン壁の値段を比較すると、そとん壁の方が高いですが、10年後、20年後を考えると、その都度、足場を組み立てて、リシンを塗り直す事を考えれば最初からそとん壁を使っておく方がお得です。

そとん壁の他の特徴として、

シラス粒子は珪藻土 と同じで、多孔質ですので、多くの空気を含むことができます。

空気を多く含むと、断熱性が高くなるので、室内を快適にすることができるんです。

また、化学樹脂を一切使っていない自然素材ですので、家を壊す際も土に還せるので地球に優しいです。

仕上げの模様ももイロイロあるのですが、かき落とし仕上げが主流です。

上下の写真がかき落とし仕上げの様子です。

最初にシラスをほぼ平らに塗っておいて、その後、お花で使う剣山のような物で表面をこすって、ボロボロと表面を削り落します。

全部削るのでないので安心して下さい。表面を凹凸が出るように削って、陰影をつけて、やわらかい風合いにします。

せっかく塗ったのに、ボロボロと削り落すのはもったないように思いますが・・・

贅沢ですね。

自然素材の風合いと質感が、庭や街の風景にすごく馴染みます。

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